旅ブームの火付け役 東海道の旅が「日本遺産」に

2020年06月19日(金)

地域話題

地域の歴史的な魅力を伝え、日本の文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定する「日本遺産」。

今年は全国21件が選ばれ、静岡県内からは藤枝市と静岡市が共同申請した「日本初『旅ブーム』を起こした弥次さん喜多さん駿州の旅」が認定されました。

江戸時代旅ブームの火付け役となった歌川広重の「東海道五十三次」。

今回はその東海道のまん中「駿州」を舞台に、「東海道中膝栗毛」の弥次さん喜多さんが見た景色や食のストーリーが認定されました。

「東海道一の絶景と称されるさった峠 しかし雨が激しく富士山は見えず」
「江戸でも評判 丸子宿のとろろ汁 しかし亭主と女房の夫婦喧嘩が始まり食べられず終い」
(東海道中膝栗毛から)

旅は静岡市から旧岡部町 現在の藤枝市へ。

室伏真璃アナウンサー 「やっとの思いで宇津ノ谷峠を越えた江戸時代の旅人たちは、ここ大旅籠柏屋で疲れた体を癒したということです」

藤枝市岡部町にある大旅籠柏屋。

当時の建物がそのまま保存されていて、弥次さん喜多さんの人形が旅の様子を再現しています。

室伏アナ「江戸時代の旅人たちも、弥次さん喜多さんのようにこうやって旅の疲れを癒していたんですね?」

大旅籠柏屋・大石佳弘館長 「この北にある宇津ノ谷峠を越えてきて、この辺で英気を養うと。ここを越しますと西には大井川という難所がありますのでここが一番の安らぐ場所であったと考えています。このように認定されたことで、さらに皆さんにおいでいただく、そのように願っています」

岡部宿を過ぎ、西に進むと次は藤枝宿です。

室伏アナ「こちらが旧東海道沿いにある大慶寺です。ご覧くださいあれが久遠の松です。かなりの大きさで歴史を感じます」

樹齢760年とも言われる「久遠の松」は、東海道のランドマークとして旅人たちの目印になっていました。

大慶寺・大場唯央住職 「(日本遺産に認定され)とても名誉あることだと思っています嬉しく思っています。鎌倉時代に日蓮上人というお坊さんが、お手植えされた松になります。現在のように高い建物が無い時代だったので、遠くからでもあそこに松がある、あそこが藤枝宿だという目印で来られたと聞いています」

歴史ある松を後世に残していくため、住職はすでに新たな試みをしていました。

大場住職 「実はこれから『久遠の松』の子供を育てようというプロジェクトを始めようと思っています。毎年境内に小さい松の芽が出ていまして、久遠の松の子供なんですね」

日本遺産を守って残していくことも地域の役目となりそうです。

文化庁は選考理由を「旅の物語として誠に興味深い。江戸庶民と同じ気分の楽しみが期待できそう」としています。

日本遺産には、三島市・函南町を通る東海道箱根八里の石畳の道も認定されていて、これまでの6年間で全国104件となりました。

目標の100件に達したため、これで一旦募集は締め切るそうです。

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