「地元の人と世界をつなげたい」苦境の外国人をゲストハウスがサポート 静岡・清水

2020年06月24日(水)

暮らし・生活話題

静岡市清水区の宿泊施設が、新型コロナの影響で突然職を失った外国人に無料で宿泊場所を提供しています。

困っている外国人を放ってはおけないと手を差し伸べた宿の思いを聞きました。

ゲストハウスで思い思いに過ごしている外国人。

日本に働きに来たものの新型コロナの感染拡大で働き口がなくなり、ここに身を寄せています。

静岡市清水区のゲストハウス・テッセン。

去年12月にオープンし「和」を意識した内装や1泊3000円ほどの安さで人気の宿に、いま外国人4人が滞在しています。

アルゼンチンから来たボロスさんとウィラファンクスさんカップルは、1年間の就労ビザを取得し去年の12月頃、来日。

ともに北海道でスキーのインストラクターとして働いていましたが、新型コロナの影響で3月には仕事を失ってしまいました。

その後、軽自動車で車中泊をしながら全国を転々とし、ここにたどり着きました。

ゲストハウスのオーナー水上泰章さんが、困っている外国人を無料で滞在させていると聞いたからです。

ウィラファンクスさん 「日本の人たちはとても親しみやすく、私たちも本当に日本が好きです。でも仕事がなくて本当に困っています」

ボロスさん 「3月の初めから仕事をしていなくて、お金も節約していますがどんどん減っていく。だから仕事が欲しい」

アルゼンチンでは感染が拡大し都市のロックダウンが続いていて、帰る目途は立っていません。

ウィラファンクスさん 「家族に会いたい」

もう1組のカップルカナダから来たブラウンさんと、ブラジルから来たナガノさん。

ナガノさんはホテルで働いていましたが、臨時休業のため解雇されました。

ナガノさん 「新型コロナによって状況はどんどん悪くなって、仕事が何もなくなってしまいました」

ゲストハウステッセンはこうした働き口を無くした外国人を助けようと、無料で滞在できる場を提供しています。

現在は4人を受け入れていますが、同じ境遇の外国人から週に10件ほどの宿泊依頼が来るといいます。

ゲストハウスオーナー・水上泰章さん 「びっくりしました、こんなにいっぱい外国の人が日本にいて困っているんだというのは、自分が窓口に立ってみて初めて感じましたね」

店番をするブラウンさん「枝豆2つ?じゃあ1000円と…」

無料で宿泊させる代わりに店番や掃除、地元の人への英会話の指導もお願いしています。

プロの写真家でもあるボロスさんたちには、宿の宣伝用の写真を撮ってもらいました。

ウィラファンクスさん「タイキさんはとてもオープンな人」

ゲストハウスオーナー・水上さん 「うちのゲストハウスも3月からばったりお客さんが来なくなって、かなり苦しい状況で、それでもやっぱり見捨てることもできないし申し込みも来ますので、うちの宿にできることって地元の人と世界をつなげる役割だと思っていますので、その信念だけは貫き通していきたいという気持ちでやっています」

新型コロナの影響で日本滞在が思い描いていたものとは違う形になってしまったとしても、いい思い出として残ってほしいと願っています。

直近のニュース

テレしず番組公式サイト

ただいま!テレビ

Line公式

Facebook公式

Twitter公式

Instagram公式

FNNプライムオンライン

FNN PRIME online

FNNビデオPost

ページの先頭へ