【リニア・トップ会談】静岡県が足を引っ張っているのか?(4)

2020年06月27日(土)

地域

◆静岡県が足を引っ張っている?問いただす知事

【川勝知事】
井川に入るまでに山の中に入らなければいけない、過酷な工事です。安全のことを考えるならば、いろんな選択肢を当然お考えになったということで作業場の安全はぜひ。27キロのうち今年中に7キロくらい、3年間でやられるということで強く期待している。

私たちは、社長さんが静岡県が2027年の開業の足を引っ張っているかのごとき発言を繰り返されているのを聞いた。例えば名古屋駅周辺の用地買収が難航して、2019年3月までの用地買収が2021年3月まで延期されたとか、山梨県の南アルプスでは補償訴訟が起こっているとか…あちらこちらで起こっていることを言わないで。

【金子社長】
なぜ静岡の工事を急ぐ急ぐと申し上げているかというと、地上の話とかはまだ切羽詰まっていない。トンネルは掘り始めて長野にかかるのは6.5キロを掘らないことには終わらなくて、それを掘るのに5年もかかってしまって、2027年に向かっての「一番最初の締め切り」が来るという切迫感から、ぜひ早く着手をしたいということで、静岡のことは早く着手ができないだろうかと申し上げているだけです。

【川勝知事】
長野県の大鹿の除山という作業トンネルが難航して、2年半経過した、また2018年度初めに完成予定であったが、現時点では未定であると。岐阜の中津川では工事は1年半遅れで始まったと。なんだかほかのところは順調に進行していて、(静岡は)1年半も待たせるなんてどういうことだと国交省も重い腰を上げられたと思っている。

【金子社長】
静岡のせいだと申し上げているわけではなく、一番長い工区なので一番最初に締め切りが来てしまうという事情で、切迫感から申し上げているわけです。20年6月という時期まで来て、JRとしては27年の末までになんとかと思っているときに一番最初に締め切りがきたということで理解いただきたい。

【川勝知事】
事情はわかりましたけど、愛知県、長野県、山梨県、相模原でのマンションの人の立ち退きとか難航しているじゃないですか。こういうことはあまり表に出ませんが、大変難しい課題を工事現場の方たちが抱えていて南アルプス問題だけじゃないことはご理解いただいて。

◆リニアを世界に 秘策は「富士山一周」

日本の技術を世界に見せるチャンスがオリンピックだったわけです、1964年の時には。だからあの時の日本の技術者は10月1日に間に合わせて、10月10日の開会式までにきっちりサービスを提供しようとがんばった。リニアは2011年にルートが決まった、その数年後に東京オリンピックが決まったわけです。
ルートが決まった後に決まったわけです。リニアをなにか宣伝に使うという考えが全然出てこない、さらに南アルプスがユネスコのエコパークになった。それをどうするかという意見もないと、とりあえず2027年の開業が国策だとして、それ以外のことは一切心に入れないかのようなご方針のようですし…

【金子社長】
オリンピックがあれば世界の人たちがたくさん日本にお見えになったはず。どうも車社会の人たちはピンとこないということがあるので、既存の新幹線ですらアメリカでは、こんないいものがあるのかというところがある。実験でデモンストレーションで乗っていただこうと計画していたんですが、オリンピックが延期になったので、尻つぼみになりました。

【川勝知事】
平成28年の福岡であった全国知事会で発言を求めまして、例えば甲府までいくと身延線という東海道と結びついている、飯田線が東海道と結びついていると。東京からあるいは相模原から甲府まで来ると、甲府から世界で最も遅い特急列車・身延線、それで静岡駅まで来ると既存の新幹線に乗れると、それはなにかというと富士山一周なんです。
東京から空飛ぶ地下鉄で500キロ出して15分、20分で甲府につく。甲府につくと南アルプス、富士山、八ヶ岳、秩父連邦、駒ケ岳、アリスインワンダーランドです。トンネルを抜けたら雪国じゃなくて桃源郷です。
そこから南アルプスと富士山の間に富士川が流れていて沿線は春夏秋冬きれいです。そこを世界最速と真逆の特急列車に乗って静岡まで来て、既存の新幹線で帰ると。ビジネスではなくて観光なんです。リニアを活用して若干の収入も入るし、人々喜ばせるし、平成29年の関東知事会でも申し上げたら山梨県知事さんなんかも大賛成だった。

危機管理は数年前に甲府盆地は雪に3日3晩閉ざされた。ヘリで助けに行ったんですが、仮にあのときリニアができていれば地下鉄で逃げられた。地下鉄で助けに行けたんです。リニアのもっている危機管理を十分に承知している、その活用の仕方は金子さんのリーダーシップで。富士山一周なんて言うのは夢がある話です。

◆金子社長が再びヤード整備を求める

【金子社長】
リニアの妙味は東京から大阪まで直結をすること。利用者はそこの数が圧倒的。まずは直結をさせると。途中だけ造っても、始め造る予定じゃなかった施設を造らなければならない、運営しがたい。今日のお願いの筋のヤードについては急かすようで大変申し訳ないんですが、今ここで水の件については有識者会議でご議論をいただいて、そうじゃないと私たちはトンネルを掘りません。有識者会議である程度の方向性がでたら、その時には素早く次のステップに行けるような準備だけはしておきたいということで、ヤードの整備をお願いしている。

【川勝知事】
国交省がJR東海さんにご指示をされるために作られている会議で、我々は水資源、生態系、地質の専門の先生がいて、それぞれの先生の代表が有識者会議に入っている。専門家会議に持って帰ってきて地元の方々にご説明をして、地元の方々にご説明をして分かっていただいたということが次のステップになると。有識者会議は会議のエンドではありません。

【金子社長】
ヤードの整備はそれ以前の問題。有識者の整理、専門部会の整理、県、国交省がどういう風にお考えなのか整理はあるとしても、それ以前の部分はぜひ着手をしておきたい、そのご理解をいただきたい。
静岡県中央新幹線の対策本部長を副知事が勤めていてそこのGOサインがでないと、同意はしたけど留保されていると。ここは静岡県のご判断なので、ぜひここで知事のそこまで(ヤード工事)をやっていいよという話になれば、そこまでは進めて、その先進めるかはまた別のプロセス。今だめだと言われてしまうと2027年の開業は難しいと、ダメかということになってしまって、一緒にやっている他の都府県の人たちとの責任もあります。

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