【リニア・トップ会談】「私たちは運命共同体」(5)

2020年06月27日(土)

地域話題

◆国交省が金子社長に無礼?「私たちは運命共同体」

【川勝知事】
コロナの関係でだれがリニアに乗るかと、リニアが許されるのか、新型コロナウイルスの時代に時代遅れだという意見もある。オンラインを進めると安倍首相もいっている。自分はリニアの日本の技術や、日本の技術者を信じている。だけど新しい時代に合った形でないとならない。ヤードについては県の条例があり、5ヘクタール以上になると協定を結ばなくてはならない。

【金子社長】
それはわかっている。一番のキーポイントは、本部長である副知事の上司である知事の了解です。ご理解いただければ前に進める。

【川勝知事】
最大に理解を求めるのは国民です。この前のWEB会議は全部公開。47項目全部検討する、国交省はきちっと指導する、有識者会議の座長は公平でなくてはならないと、一番にあるのは全面公開。透明性に欠けるやり方について社長がリニアにかける思いや、新しい日本のための技術はなるべく多くの人に知っておいてもらったほうがいいと思う。
国交省がJRに指導と言いながら実際は命令をして、社長に対しても無礼な態度を働いているように聞こえてきた。ぜひ日本の大動脈、私たちは運命共同体です。JR東海がないと静岡の生活も成り立たないわけです。邪魔するつもりはない、一緒にやろうと。

【金子社長】
繰り返しますが、2027年に開業したいなと思っていたわけで、今のお話だと有識者会議とかの進行状況を待たなければGOサインは難しいと受け止めたらよろしいでしょうか。2027年も壁ですし、1日でも早く着工したいと。

【川勝知事】
科学者が全量戻すのが難しいと言った場合どうしますか。

【金子社長】
有識者会議の先生たちに幅の広い議論をしていただいて、最終的には大井川の水を使っておられる方々が困らないようにする方が大切で。山梨に流れたものは許せるものなのか許せないものなのか、しっかり手当をして準備をする。それは大事な事業だからおやりなさいよ、と言っていただけることを望んでいる。

【川勝知事】
仮に戻せないと、危ないとなったとき社長さんはどうするんですか。

【金子社長】
考えにくいと思ってますが・・・

【川勝知事】
あり得ると思って言います。トンネルを掘ると水が出る、その水は私たちにとって命の水だと。極めて難しい課題に直面している。水は戻せない、水質は悪化、残土も崩れる、生態系は崩れるという場合があった場合どうする。

【金子社長】
乗り越えていかなければならないと思う。楽観的ではなく、ポジティブに技術を結集して、乗り越えていく。

(川勝知事は天皇陛下が皇太子時代に富士山に登った話を始める。1回目は悪天候で登頂を断念し、2回目で初めて登頂した。)

【川勝知事】
危ない時にはリーダーは人を危険にさらすわけにいかないでしょ、せめてその場合どうするのかということを社長には考えていただきたい。鉄道局のごり押しの人たちは、これありきみたいにやっているように見える。あなたに対する態度を見ていても。これは公僕とは違い、権力者みたいになっている。私たちは国民のためにやっている。

◆「自然環境保全協定」を結べば?勘違いを生んだやり取り。

【金子社長】
知事と一緒にきっとやり遂げるというポジティブな気持ちで前へ進んでいきたいと思いますので、ヤードの話が了解いただけなかったのは残念ですが…

【川勝知事】
ともかくこれは条例にかけるだけの話ですから。

【金子社長】
条例が通ればいいのでしょうか。

【川勝知事】
もちろんです。専門部会できっちりやりますから。環境が保全できるかどうか。本体工事とは別で、活動拠点工事と言っている。

【金子社長】
私の理解では条例は大切なのですが、有識者会議でもんでいただいている、そういう話とは別次元という理解なんですが。

【川勝知事】
具体的に場所を指定して、自然環境の保全に支障があるかどうか、5ヘクタール以上になると自動的に委員会にかけて決まる。昭和48年から一貫してそうです。

【金子社長】
実務的にお伺いしたらいいということか。

【川勝知事】
そういうことですよ。そこで働いている人のことも考えなくてはいけないし、活動拠点を造っていらっしゃるわけですから、その方たちに必要な環境設備、地質を調べるための調査はどうぞやってくださいと。本体工事とは別なものとしてであれば、ひとつひとつ納得ずくめでやっていけば、頭からいけとかそんな話ではありません。

【金子社長】
ちょっと手続きの見込めないところありますが・・・早急に手続きの問題であるならば、実務の方から問い合わせをして、早く進めていただけるとありがたいですし、実質的な審議が時間がかかるということであれば、難しい問題になってしまいますので・・・今の知事の話はそう難しい話ではない?

【川勝知事】
条例というのはひとつの守るべきものなので、それがヤードにかかわることでクリアされれば。

【金子社長】
ヤードはトンネルを掘ったりしませんので、準備をしておくだけなので、そこの大きなところを理解していただきたい。

【川勝知事】
わかります。私もあなたの立場なら同じことを言うのではないでしょうか。

(2人で笑いあったあと、金子知事は土産のお茶と磯自慢を渡され、面会は終了した)

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