“受診控え”に警鐘 医師たちはこう考える

2020年07月30日(木)

地域話題

新型コロナウイルスの感染を懸念して病院の受診を控える人が出ています。

本来「不要」な受診が減ることは良いという意見がある一方、「必要」な受診を控えてしまうことに医師たちが警鐘を鳴らしています。

新型コロナウイルスの感染が県内でも再び拡大の兆しをみせるなか、病院の受診について街では・・・

女性 「予約をしてあったけれど、新型コロナが始まってキャンセル入れた」

別の女性 「多くの人が待合室にいると心配」

男性 「年配の方が新型コロナにかかると命に関わるという情報が流れているので、できるだけ避けたいと思って(通院延期を)お願いするよう頼んだ」

女性 「今は行かないように避けている。行って自分もかかったら怖いので、なるべく薬局の薬で済ませる」

別の女性 「私もなるべく行かないようにしている。ひどくてもなるべく家にいたいので我慢している」

静岡県保険医協会のアンケート調査によると、県内の8割以上の病院が外来患者数が減ったと回答。

3割程度まで減少した病院が70パーセント、半数程度まで減ったのは16パーセント、それ以上は7パーセントでした。

浜松市中区の小児科も1月以降、患者が減ったままです。

チルドレンクリニック・辻徹院長 「昨年の同月比でみると、1月からずっと約4割減っている」

必要以上に安易な受診が減ることは良しとする一方で・・・

チルドレンクリニック・辻徹院長 「予防接種に関しては、うちでは約1割、受診・接種に来る人が減っている」

特に乳児に必要な、生後2カ月から始める予防接種が遅れてしまうことに警鐘を鳴らしています。

チルドレンクリニック・辻徹院長 「ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、両方とも重大な髄膜炎を合併症として起こす病気なので、接種が遅れることで重症な感染症にかかって入院をしなければいけない。命を落とす危険性も出てくるケースはある。それぞれの診療所で感染対策をしているので、防げる病気はきちんとワクチン接種で防いでもらいたい」

また、感染リスクが高いと思われてしまい、受診控えが増えているという歯科医院では・・・

県歯科医師会・柳川忠廣会長  「(患者が)治療の中断を一方的に決めてしまった場合の健康被害が一番の懸念材料」

虫歯や歯周病は定期的な管理を怠ると重症化のリスクが高まります。

しかし・・・

県歯科医師会・柳川忠廣会長 「歯科の感染リスクが高い『歯医者さんが危ない』的な風評が広まることで、その影響を受けた人たちは少なからずいる。歯科はもともと感染症対策はかなり神経質にやっている。きっちりと滅菌、消毒、感染対策をしましょうという方策が細かく決まっていて、それを各歯科医療機関が励行している。新型コロナはプラスアルファがあり、3密の状態を作らないため患者の間隔を空ける、待合室や診療室で間隔を空ける、距離をとる、そういう配慮をかなりしている」

従来から患者ごとに器具を洗浄していましたが、加えて混雑を防ぐため受診者数を2割から3割減らしました。

県歯科医師会・柳川忠廣会長 「かかりつけの先生と相談をしながら、定期的な受診をしっかりやってもらう方が口の中の機能の健康生活を送れる」

新型コロナの感染予防をしながらも、さまざまな病気から身を守るために適切な受診が必要です。

県歯科医師会は、これまでに県内で歯科医院が感染源になり患者やスタッフが感染したケースはないと訴えています。

高齢者支援施設などで外部からの診療訪問を制限しているケースもあり、もちろん感染対策は大切だが、高齢者こそ安易に受診を控えず、どのくらいの診療頻度にするのがよいか、医師・歯科医師と相談してほしいとしています。

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