リニアをめぐる「静岡問題」 流域市町から聞かれる“一歩踏み込んだ議論”望む声

2020年07月30日(木)

ビジネス(政治・経済)

リニアをめぐる問題を「静岡問題」として、こう着状態を打開しようという自民党。

3回目の特別委員会が開かれ、今回はJR東海の金子社長にヒアリングをしました。

リニア工事の静岡工区に焦点を絞って「静岡問題」を議論する自民党の会合。

30日、この場に呼ばれたのはJRの金子社長です。

古屋委員長 「問題の本質がどこにあるのか。そして私たち立法府としてどういう形で推進していったらいいのかそのことについて皆さんの知恵をいただきたいと思いますので」

委員会は前回 川勝知事など沿線の知事から話を聞きました。

古屋委員長 「大変私はそれぞれの知事から率直な意見を聞くことができたと思っております。川勝知事はリニアは基本は大推進だ。しかし水の問題があるそういうような趣旨でございましたけど」

金子社長は30日、委員からの質問に答える形でこれまでの経緯や現状を説明したということです。

委員会は今後大井川流域の市や町にもヒアリングをしたい考えです。

こうした動きを踏まえてでしょうか?

「一滴も水は譲れない」とする流域市町の中には、建前ではない一歩踏み込んだ議論を望む声が出てきています。

事態打開に向け議論が続く国の有識者会議は、方向性をまとめつつあります。

中央大学研究開発機構 機構教授・福岡座長 「相当全体の持っている委員が感じていたものが、共通の認識になった。これからまだ課題は残っているんですけど少なくとも方向性が、こういう説明ができるとわかってきた」

工事による中下流域への水の影響は「軽微」とする方向でまとまったという会議。

しかし…

川勝知事 「いきなり価値判断を座長がなさったので、かなりの人が驚いたと思いますね。まだどんな方向性を出せるかというのは、言うべき時期ではない」

知事は「議論は始まったばかり」と一蹴。

知事と同様に流域市町からも国の議論を不安視する声があがります。

吉田町・田村町長 「ちょっと乱暴な意見じゃないでしょうかね。もう少し丁寧にお話して頂けるとありがたいと思いますけれども」

牧之原市・杉本市長 「簡単にJRが出した資料1回の会議のなかで結論めいたことを言っちゃうそれってすごく不安でね」

一方で強硬な姿勢を貫く県とはやや温度差がある市も出てきました。

島田・染谷市長 「この流域にとって最善の選択をしていきたいということなんですよね。そこは慎重に判断していかなきゃいけない時期に入ってきていると思います」

牧之原・杉本市長「JRが、国交省がどういう形で対応するならば『しょうがないね』っていう所の落としどころをねもう一度流域市町一緒になって話し合いをすべきだろうと。リニアができたあとの時刻表を示しなさいというのもひとつ静岡県に経済効果があるよというならそこまで示すべきだと思うね」

知事は28日の会見で国の有識者会議の結論で終わりとせず、県の専門部会でさらに議論し住民の理解を得ることが最終目標として新たなハードルを敷きました。

川勝知事 「科学的・技術的な議論がベースにならねばならないそれを(有識者会議で)今していただいている。それは専門部会に持って帰ってきてそして専門部会を通して地域住民に理解してもらうことで初めて有識者会議の議論は尊重されると申し上げた」

何がどう不安なのか?どういった条件であれば折り合えるのか?より具体的で現実的な話し合いをすべきとの声が出始める中、それぞれが打開策を模索しています。

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