さよなら街のシンボル~草薙の大鳥居 撤去に涙の住民も 静岡・清水区

2020年09月09日(水)

地域話題

静岡市清水区の県道沿いある大鳥居。

高さは12m、コンクリート製とかなり巨大です。

この鳥居が老朽化し崩れてきそうだと問題になっていたんですが、調べてみると所有者が不明でした。

だれのものか分からない中、8日夜、市が強制的に撤去する代執行が行われました。

「街のシンボル」の撤去に涙する住民も・・・

杉村祐太朗記者 「現在、午後9時すぎです。あちらに見えます大鳥居の撤去作業がこのあと行われるんですが、大がかりな作業とありまして、多くの作業員、そして交通規制が敷かれ、多くのギャラリー、地元の住民がその瞬間を見守っています」

地元の住民 「最後ということを聞いたので見に来ました」
地元の住民(子供)「かなしい。なんか二度と見られない」

撤去されるのは、県道・南幹線沿いにある鳥居と石碑2つ。

1975年に建てられ、近くにある草薙神社の鳥居とされてきましたが、ところどころガムテープで応急処置がされています。

老朽化が進み、住民が撤去を求めていました。

しかし、市が調べてみると神社のものではなく、所有者が不明でした。

そこで市は約1100万円をかけ、代わりに撤去することを決めました。

静岡市土木部・池谷誠部長「鳥居1基と石碑2基について、代執行による除却工事を行います」

初日は柱の上部を切断します。

「きょうは上のこっちぐらいじゃない」
「なるほど」

この地区の自治会長をつとめる花崎年員さん。

地域の安全を守るため、去年市に撤去の要望をしていました。

有度地区連合自治会長・花崎年員さん 「地域住民からするとね、今まで上を向いて歩いていたわけだ、危ない危ないって。だけど、これがなくなるということは安心して通行できる」

一方で40年以上「街のシンボル」だった大鳥居との別れを惜しむ人も・・・

地元の親子 「小さいころから子供会とか、おみこしとか。(ここよく通った)ずっとここにあるものだと、これからもずっとあるものだと思っていたんですけど」
地元の住民 「毎回お祭りのときとかも、ここを通って神社まで行くから、ここがなくなったら物足りない」

杉村祐太朗記者 「作業開始から約4時間、いまクレーンによって鳥居の一部が持ち上げられました」

午前1時過ぎ、鳥居の上部が切り離されました。

すでに住民のほとんどは帰宅していましたが、近くに住む大学生はその場を離れませんでした。

大学4年生 「4年間ずっとあってくれたのが心の支えにも。毎日同じ光景が見れるのが当たり前になっていたので、もう寂しいけど、ありがとういう形です。ちょっと見れるところまで見ていこうかなと思います」

街のシンボルがなくなることを惜しむ声はつきませんでしたが、自治会長は次にできることを考えていました。

有度地区連合自治会長・花崎年員さん 「これに代わるまちづくりちゃんとやっていきますから、将来の子供のために、そこは子供たちに、期待してほしい」

街の人たちとともに歩んできた大鳥居。

住民の思いを次のまちづくりにつなげることが重要です。

◆スタジオ解説

今後の作業日程です。

9日夜は中央部分、そして10日はその下、4日目は両方の柱が撤去される予定になっています。

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