新型コロナ禍での街づくり 中心街に道路を活用した「憩いの場」 静岡市

2020年10月14日(水)

地域

静岡市の中心街に、道路の一部を活用した「憩いの場」が開設されました。

市は新型コロナに対応した街づくりの先駆け事業としていますが、どんな場所なのでしょうか?

9月16日、静岡市の中心市街地で、あるものの設置作業が行われていました。

女性「(Qこれは何だと思いますか?)子どもが遊ぶ遊び場」

男性「休憩所?座れそう、高さ的に」

呉服町と七間町。

市が中心市街地の2カ所に設置したのは歩行者の憩いの場。

静岡市道路計画課・亀谷浩司主査 「こちらがパークレットです。パークレットは、サンフランシスコ発祥の言葉で『パーク(公園)』と『レット(小さい)』という意味の英単語を組み合わせた言葉です」

オクシズの木材で作られたデッキには、六角形の台座やイスを配置。

向かい合わずに座れ、感染対策にもなります。

愛称は、ハチの巣を表す「ハニカム」にちなみ「ハニカムスクエア」としました。

待ち合わせや休憩のほか、密を防ぐための屋外の軽食スペースや、仕事スペースとしても使えます。

静岡市道路計画課・亀谷浩司主査 「3月末に路上パーキングが廃止された空間です。元の車道に戻すのでなく、歩行者に提供して街の元気に少しでも力を貸せれば」

道路の一部を使うパークレットは神戸市が2016年に始め、効果を上げています。

設置後は、多い場所で交通量が2割増えました。

年々人通りが減っていた呉服町と七間町の商店街。

さらに追い打ちをかけたのが新型コロナです。

七間町名店街・久保耕介理事長 「商店街に来ても、元々、人が出ていないので感染が広まることはない。それでも、これだけ人が出なくなるというくらいひどい状況でした」

七間町で婦人服店を経営する久保さんは心が折れそうな日を経て、いまパークレットを機に商店街に人を戻したいと意気込みます。

七間町名店街・久保耕介理事長 「新型コロナの中で、どうしたら安全に商店街を利用してもらえるかという一つの取り組みとして、パークレットが街中にできるのは我々としても活用したい」

市はハニカムスクエアの開始に合わせ、周辺の店で使えるクーポンを配布。

市のホームページからQRコードを読み取り提示すると、こちらの店ではテイクアウト限定で、購入した特製プリンに静岡県産のはちみつのサービスが。

フランセ・芦沢杏璃副社長 「ハチの巣から連想させて、はちみつをつけてみようと思いました。プリンを食べながら、家族や友人で会話が弾むような場所になったらうれしいです」

一方、こちらのカフェでは・・・

チェリービーンズカフェ・石津淳さん「お待たせいたしました。こちらハニカムフォーセットです。通常2000円相当の商品を、今回特別に1000円でご提供します」

ドリンク4つに大盛りポテトのセットが通常の半額です。

こちらは、ハニカムスクエアで食べる人限定のサービスです。

チェリービーンズカフェ・石津淳さん 「店の前に素敵な空間を作ってもらったので、私たちも精一杯盛り上げていきたい」

そして9月25日、ハニカムスクエアがオープンしました。

静岡市・田辺信宏市長「新型コロナで、あれもできない、これもできないではなく、こういう時こそ公共空間を活用して、もっともっと歩いて楽しいおまちにしたい」

早速利用した市民は・・・

親子「(Q座り心地どうですか?)いい。子育て世代でもおまちに来やすくなっていい」

高校生「ベンチだけだと待ち合わせに使いづらかったけど、ここでランチも食べられるクーポンもあるのですごく利用しやすい」

ハニカムスクエアは、来年3月末まで設置され、市は効果や交通への影響を検証します。

新型コロナを機に変わる街づくり。

どうなっていくのか、注目が集まります。

◆静岡市の新型コロナに対応した街づくり◆

静岡市ではパークレットの他にも、新型コロナに対応した街づくりが進められています。

1.駿府城公園の水辺デッキ

まずは、駿府城公園の水辺デッキ。

元々、「もっと駿府城公園のお堀を生かしたまちづくりができないか」という地元の要望を受け、市がお堀の周りに2カ所整備しました。

来年春には、民設民営のカフェもオープンする予定で市の担当者は「コロナの時代でも安心して休憩やお花見ができる新しい時代にぴったりの空間」と話しています。

こちらは、10月17日から利用できます。

2.オープンテラス

続いて、草薙駅の南口で行われている「まちなかオープンテラス」。

こちらは、新型コロナに関わる支援として「道路占用許可」が緩和されたことを受けて、店先の路上をオープンテラスとして活用する方法で、店内の「3密」回避や賑わいづくりに貢献し、売り上げも上がっているということです。(10月13日終了)

こうしたオープンテラスの取り組みは、10月1日から静岡市・葵区の北街道でもおこなわれる予定です。

3.静岡駅北口の地下「テストマーケティング」

そして静岡駅の北口の地下では、10月16日から、飲食店や特産菓子の販売、情報発信の展示などのテストマーケティングを行い、新型コロナに対応した空間活用の方法を検討していくということです。

静岡市だけでなく、浜松市などでもオープンテラスなどの取り組みが行われていて、こうした新たな街づくりの効果に今後注目が集まります。

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