新型コロナ 「全ての病院機能を一旦停止」浜松医療センターが緊急会見

2021年03月07日(日)

地域

新型コロナのクラスターが発生している浜松医療センターは7日 記者会見を開き「クラスターが別の病棟に広がり、いまいる入院患者のケア以外のすべての病院機能を一旦停止する」と発表しました。

浜松医療センター海野直樹院長
当院における新型コロナ感染が新たに深刻な状態になった。

2月23日に当院で6人の新型コロナ患者が出て記者会見を開いたが、その後も収束せず散発的に発生していた。

当初1つの病棟だったが、同じ階の隣の病棟の患者や職員からも感染者が発生した。

廊下沿いに感染の可能性があるということで、もう1つにうつらないよう防火シャッターを下ろして遮断し、2つの病棟はイエローゾーンとして隔離してきた。

2つの病棟は感染者の出現は散発的に続いたが、その病棟に抑え込めたと考え、それ以外の病棟で診療などは通常通りの体制で行ってきた。

2つの病棟を準隔離と運営しそこからぽつぽつと出ていたが、防火シャッターを越えて陽性患者が出た。

職員と患者あわせて17人がいままで出ていなかったところから一気に出た。大変な事態がさらに起きたと認識した。

最初にクラスターとなった病棟は内科系で、内科的な疾患・悪性腫瘍のステージ進んだ方が多かったが、今回の病棟は外科系の病棟で救急患者も多く入り緊急手術や透析患者も数多くいる。

その病棟に新型コロナの感染者が出たことは非常に深刻に考えている。

なぜなら外科系なのでそこから患者が手術に行く。

実際、当院では入院前にPCR検査をやるが、木曜日に陰性とういうことで入ってきてた患者が金曜日に全身麻酔し手術し、手術も問題なく終わり土曜日の検査で陽性が判明した。

すなわち、外科あるいは手術室というところでも新型コロナ患者が発生したということ。

救急患者のかなりの部分が緊急手術や内視鏡検査などをすることが多い。

当院は今言ったように手術室は使うことが困難になったと考え、病院の使命である救急医療あるいは高度な地域医療というものが継続が困難であると考えました。

そして苦渋の決断ですが、救急2次救急当番をお願いしたのと同じように、今後しばらくの間、手術室をつかう手術や内視鏡検査など一切中止することにした。

あわせて院内に43人の感染者がいる。

1つの病棟では賄いきれなくなり2つの病棟で対応している。

一般病棟はさらに少なくなり、病状が落ち着いて人には検査をして退院してもらっているのが現状です。

また6日、当院ではまかないきれないとDMATの要請を行い多数応援に来てもらっている。

応援もいただいて新型コロナ患者も西部地域中心に病院を移動することもお願いしている。

ただ、患者の多くが80~90歳代で、もともとの病気も重い病気の方が多く中等症重症になりやすいという危惧を持っている。

18人の職員も感染してしまい戦力もかなり低下していると言わざるを得ない。

幸い医療従事者は比較的年齢が若く、全員軽症で終わっているが、残念ながら患者については重症になっている人もいる。

そういう状況の中でいつ終息するか見通せない状況。

これまで特定の病棟に抑え込めていたと思っていた当院のクラスターが、非常に重要な部分である手術と深い関係にある、新型コロナ患者で重症化しやすい透析患者のいる病棟にクラスターに波及したという状況が、1段階も2段階も重篤なものにしたと考えている。

通常通りの医療診療はもはや続けられないと考え、救急車の受け入れ、新規外来患者の受け入れ、その他すべて当院の機能を一旦停止して、もちろん入院患者のケアには全力をつくさなければいけないが、それ以外の救急、新規患者の受けれ入れは当分中止させていただく。

今の段階では終息の道のりはまだわからない。

しかし今やらなければいけないことは波及を抑えて終息の道をさぐるこれ以外にないのでそこに向けて職員一丸となってそれに努めていきたい。

近隣病院多大な迷惑かけて申し訳なく思う。なによりも浜松市民に当院が医療提供できなくなることを申し訳なく残念に思うが、1日も早くクラスターを収束させたいというのが我々がいま最も望んでいるそして努めているところです。

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