構想から約30年…静岡・JR沼津駅高架化 最後の土地の強制収用を完了

2021年02月19日(金)

地域

JR沼津駅周辺の鉄道高架事業にともなう貨物ターミナルの移転先用地について静岡県は19日、最後まで残っていた明け渡しを拒否した元地権者1人の土地を強制収用しました。

午前8時半頃。

県の職員「行政代執行法第二条により代執行を行います」

県と市の職員が柵の一部を壊し、境界を越えて未収用の土地に入りました。

そして柵や立木を切って撤去していきます。

仲田悠介記者 「柵などの撤去作業が続く中、事業に反対する住民たちはプラカードを持ち、無言の抗議を続けています」

事業に反対する人たちは「我々の故郷を破壊するな」などと書かれたプラカードを掲げ、無言で抵抗。

しかし大きな混乱はなく、午後2時55分、代執行は完了しました。

2006年に認可されたこの事業は、JR沼津駅により分断されていた南北の市街地の一体化や交通環境を改善するため、沼津駅を高架化する事業です。

今回強制収用された土地は、沼津駅から8キロ西にある沼津市原地区。

駅を高架化するためには、現在の駅周辺にある貨物ターミナルを原地区に移転する必要がありますが、移転先の一部の住民は市の財政負担や騒音による生活環境の悪化を理由に事業に反対。

去年、強制収用が決まってからも、県と市は土地の明け渡しにむけた交渉を続けていましたが、元地権者1人が拒否を続け、19日代執行となりました。

鉄道高架化を見直し沼津を元気にする市民の会・川口公文代表 「今、継続して裁判を戦っている中で、なし崩し的にこういうことをやるのは非常に残念だし、憤りを感じています」

代執行の終了を受け県と市は・・・

静岡県・川勝平太知事「代執行はやりたくなったですね、ですから残念です。無念な思いが晴れて、長期的にはよかったと思われるようにするのがお譲りいただいた方への我々の務めと思っている」

沼津市・頼重秀一市長 「私ども沼津市だけでなく静岡県東部地域全体の発展に寄与する大変重要な事業であると考えているところです。この事業着実に進めていきたいと考えているところであります」

今後はまず貨物駅の移転工事に着工し、その後13年かけて高架化を完了する予定です。

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