“巣ごもり”でプラモデルが大人気! あの手この手でファン獲得 静岡市

2021年04月22日(木)

地域ビジネス(政治・経済)

新型コロナの影響で自宅で過ごす時間が増えるなか、いまプラモデルが売れています。

プラモデルの生産額で国内シェア8割をこえる静岡市では、この機に乗じてメーカーと行政があの手この手で新たなファンの獲得に力を入れています。

真剣な表情でパーツを組み立てる少年。

静岡市葵区に住む鍋田漣(れん)君(10)はこの日、お父さんと初のプラモデル作りに挑んでいました。

漣くん 「楽しい。(Q:どういうところが?)はめるところとか、色々あって楽しい」

父・直弘さん 「どうしてもYouTubeとゲームになっちゃうんで、30分でも集中して指先動かしてという遊びはいいと思う」

新型コロナの影響で外出を控える人が増えるなか、いま自宅でできるプラモデルが人気を集めています。

週末、家電量販店のプラモデル売り場を訪れると、大勢の人が・・・

コジマXビックカメラ静岡店・望月章弘店長代理 「やはりファミリー層が増えまして、小さな子供がいて親が一緒に作ってあげるというパターンと、後は昔プラモデルを作っていて、この機会にもう一度始めてみようと言われる40代くらいのお客様が増えたと思います」

プラモデルの売り上げは、去年の同時期と比べ1.5倍に。

ガンプラやミニ四駆など定番商品はもちろん、アニメの人気キャラクターのプラモデルの売れ行きも好調で、入荷してすぐ完売してしまう商品もあるということです。

男の子 「これは自分の家で作ります。作ると自分でやりきった感も出るし、作った後に動かすのも楽しい」

父親 「いまあまり外に出られないので、たまたま子供とやりだした。楽しいですね、昔に戻った感じで」

国内のプラモデル販売額は去年1月は約20億円でしたが、7月には34億円を突破。

GoToトラベルが本格化した10月に一時的に減りましたが、第3波と共に再び増加に転じていて、新型コロナの感染状況との関連が見られます。

コジマXビックカメラ静岡店・望月章弘店長代理 「新型コロナで我慢する生活をしなければいけないが、それをお客様がどうやって有意義に過ごすかをしっかり考えて、趣味としてプラモデルを始める人が非常に増えたと思います」

模型メーカーも大忙しです。

自動車模型で有名な青島文化教材社。

青島文化教材社・青嶋大輔社長「こちらがセット工場のセットラインになります」

杉村祐太朗記者「どういった作業をしていますか?」

青嶋社長「これは新商品の箱詰め作業になります」

工場では昨年末からスタッフの数を3割増やし生産量をあげています。

青島文化教材社・青嶋大輔社長 「コロナ禍で家にいる時間が多いなか、インターネットで商品を買っていただくお客さんも増えまして、そういった受注もかなりプラスになっています」

特に人気なのが、塗装や接着剤が不要の初心者向けのプラモデルです。

2020年度の売れ行きは前年度に比べ1.5倍、商品によっては3倍売れているものもあるということです。

プラモデルファンというとこれまで40代以上が大半で、業界では新たなファン層の獲得が課題でした。

しかし去年は、幅広い世代に魅力を発信できるホビーショーや模型教室などのイベントが相次いで中止に。

そんな中で到来したブームに青嶋社長は期待を込めます。

青島文化教材社・青嶋大輔社長 「若年層をどうやって取り込めるか。自分たちは商品で、簡単なキットで誰でもできるという入門編を開発するとか。”静岡=プラモデル”ということを若い世代に認知して頂くことが、今後、静岡市の地場産業としてもっと強くなれるんじゃないかと思っています」

プラモデルの国内シェア8割を超える静岡市。

行政もバックアップします。

「どうぞ~!(拍手)」

3月、静岡駅南口でお披露目されたのは、組み立てる前のプラモデルをイメージしたモニュメント「プラモニュメント」です。

杉村祐太朗記者 「模型の世界首都とかかれたこちらのモニュメントは、自分自身もパーツの一部となって写真がとれるなど遊び心にあふれています」

また、静岡市役所前に設置されたプラモニュメントは「組み立て前のポスト」を表現していますが、郵便物を実際に投函することもできます。

女性 「すごいユニークだなという感じです」

別の女性 「ちゃんと(パーツの)番号も書いてあるし、切り取れそう」

男性 「ほかでやっていないことなので素敵だと思います。いい発信の仕方だなと思います」

静岡市は今後プラモニュメントをさらに増やすとともに、地元企業と協力してプラモデルを活用したデザインやグッズ開発も行っていきたいとしています。

静岡市 産業振興課・谷川良英課長 「プラモデルはそれこそ日本中、世界中の人々を呼び込むことができる可能性のあるものと考えております。『模型の世界首都は静岡市だ』ということで、静岡市に足を運んでいただける人を増やして静岡の発展につなげていきたいと考えています」

コロナ禍の巣ごもり需要で高まるプラモデル熱。

この波に乗って官民一体で「プラモデルの街」を発信できるかが、模型の世界首都を実現するカギとなりそうです。

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