巡って集めて「御花印帳」 コロナ禍の“花業界”で新プロジェクト 静岡

2021年03月24日(水)

地域話題

神社やお寺に参拝した証としてもらう“御朱印”を集めている方は多いですよね。

私も持っていますが、今回ご紹介するのはこちら。

その名も「御花印帳」です。

一体どんなものなのか取材してきました。

伺ったのは、静岡市葵区にあるフラワー雑貨店「cocorohana(ココロハナ)」です。

「こんにちは、よろしくお願いします。店内可愛いですね!」

「この時期にピッタリのギフトをご用意しております」

迎えてくれたのは店主の酒井幸奈さん。

フラワーデザイナーとして活動し、フラワーアレンジメントのレッスンも行っています。

ココロハナ・酒井幸奈さん「こちらが『プリザーブドフラワー』といって、全部中のお花、本物のお花をアレンジさせていただいているボトルフラワー『ココロハナ』というものになります」

室伏真璃アナウンサー「やっぱり本物のお花らしい繊細さがありますね」

壁一面に並んでいるのは、ガラスのボトルの中に花を詰め込んだ酒井さんの代表作「ココロハナ」です。

使われているのは、生花を加工した「プリザーブドフラワー」やリアルな質感を追求した特殊な造花「アーティフィシャルフラワー」。

どちらも手入れが楽で、美しい状態が長く続くのでプレゼント用として人気です。

県内だけではなく都内の百貨店でもポップアップストアを定期的に開くなど、その人気は全国に広がっています。

そんな酒井さんのお店も、新型コロナウイルスの影響でこの一年は贈り物の需要が激減。

ひどいときは、売り上げが例年の3割ほどにまで落ち込みました。

ココロハナ・酒井幸奈さん 「デパートのクローズに伴って様々なレッスンですとかイベントが出来なくなったことが打撃として大きかったと思います」

新型コロナの影響でこの一年、県内の花の販売実績は前の年より10億円近く落ち込みました。

自粛の影響でイベント用の花の需要が減ったことが要因です。

そんな花業界を盛り上げようと、酒井さんがいま進めているプロジェクトがあります。

ココロハナ・酒井幸奈さん 「少しでも花業界の売り上げの底上げにつながればと思いまして、この『御花印帳』を企画させていただきました」

神社仏閣で参拝の証にもらう御朱印のように、生花店を訪れ店オリジナルのメッセージカード・御花印をもらう、その名も「御花印帳」。

現在は全国で22店舗が加盟していて、それぞれの店で550円を支払えば「御花印」がもらえます。

酒井さん「各フローリストが考えた一枚のアートになります」

室伏アナ「メッセージも書いてありますね」

酒井さん「メッセージですとか、お名前、日付、花ことばなども」

室伏アナ「本当だ。”たんぽぽ真心の愛”って書いてあります」

ココロハナ・酒井幸奈さん 「どうしてもお花屋さんに入るきっかけというものが、ギフト需要がないと入りづらかったりというイメージの払拭のためにも、『御花印帳』があることによって少しでもお花屋さんを知ってもらうきっかけになればと思いました」

私も「御花印」を集めてみようと加盟店の一つ、静岡市葵区にある斉藤生花店へ伺いました。

室伏アナ「こちらでも御花印をかいていただけるんですよね?」

斉藤さん「はい、かきます」

室伏アナ「じゃあ、お願いします」

斉藤さん「かしこまりました」

斉藤生花店は、商店街で70年以上地元の人から親しまれています。

斉藤生花店・斉藤仰さん「うちは商店街の中の店なので年齢層は高めのお客さんが多いんですけれども、主に仏花、お墓に飾ったりするようなお花を中心に置いてはいるんですけども。『御花印』を目当てで来ていただいて、ついでに一輪二輪買っていただいて、お家に飾っていただくというそういう流れができると花屋としてもとてもうれしいかなと思います」

室伏アナ「目の前で書いてもらえるのが嬉しいですね」

実はチーフフローリストの斉藤仰さんは、数々のフラワーアレンジメントの大会で好成績を収めた静岡の花業界を牽引する1人。

「御花印」にも斉藤さんのセンスが光ります。

斉藤さん「こんな感じで完成しました」

室伏アナ「本物の葉っぱにメッセージまで書かれています。自分の名前も入れてもらえるので本当に世界で一つだけの『御花印』ですね」

続いては、静岡市葵区にある「花と緑と茶色い犬」へ。

室伏アナ「こんにちは~。ワンちゃんが迎えてくれたんですけれど、お花もたっぷりですね」

花と緑と茶色い犬・星野美佳さん「いま、ミモザが上に干してある状態ですね」

室伏アナ「春らしくて素敵ですね」

迎えてくれたのはフラワーデザイナーの星野さんと看板犬のコウタくん。

店内には様々な種類の花が並んでいますが・・・

花と緑と茶色い犬・星野美佳さん「本来ならこの2倍3倍と花を入れる時もあるので、かなり少ない印象ですかね」

アメリカでフラワーデザインを学び、主にホテルなどでウェディングの花の仕事をしてきた星野さん。

ブライダル用の花を中心にオーダーを受けていましたが、新型コロナウイルスの影響で注文が激減しました。

星野さんの「御花印」には、店内から好きな花を選んで貼ってもらえます。

私は春の花、ミモザを選びました。

星野さん「あちらに花瓶の中に入っているので、それも使ってみたいと思います」

室伏アナ「えっ!こういう飾り方もあるんだ」

星野さん「ちょっと折れちゃったよとか、短くて飾れなさそうだなというのは瓶に入れても可愛いかもしれない」

室伏アナ「え~素敵~」

花を選んだら、いよいよ「御花印」をかいてもらいます。

最後に看板犬コウタ君をモチーフにした朱印を押してもらい、選んだ花をつけて完成です。

室伏アナ 「お花屋さん自体もお店によって個性が違いますけど、それが『御花印』に表れている感じがしますね」

星野さん「ぜひいろんなところを巡ってもらって、いろんなスタイルがあるし、いろんなオーナーさんとかスタッフさんと話をしてもらって(店ごとの)個性もたくさんあるので楽しんでいただければなと思います」

室伏アナ 「『御花印帳』で花屋さん巡り、楽しいです」

もっと気軽に生花店を訪れ、花を身近に感じてほしい。

「御朱印帳」にはそんな思いが込められています。

◆御花印帳◆

「御花印」は5月からの販売を予定しています。

台紙となる「御花印帳」は加盟店で購入できます。

現在は22店舗。

静岡市、藤枝市富士市、熊本県にも広がっていて、「御花印帳」のホームページから検索できます。

「御花印」は1枚550円。

台紙がすべて埋まると、加盟店で使えるクーポンがもらえます。

「御花印」はこれまで酒井さんが自費で企画していましたが、クラウドファンディングでは130万円あまりが集まりました。

今後さらに加盟店を増やし、本格化させていく予定です。

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