コロナ禍での結婚式場の挑戦 式場を市民が集うマルシェに 静岡・掛川市

2021年03月26日(金)

地域話題

新型コロナの影響で大きな打撃を受けている結婚式場。

少しでも式場を身近に感じてもらいたいと静岡県掛川市の結婚式場が開いたのは、魅力的な会場をゆっくり見て回ってもらえるマルシェでした。

掛川市にある結婚式場「セントクロワール」。

インファクト・大見知靖代表 「2020年、新型コロナを飲食店と同じくらい影響を受けたのが、やっぱり結婚式場だと思うんですね」

新型コロナ流行前に年間約80件あった結婚式は、感染拡大と同時にキャンセルや延期に。

大見知靖代表 「(今年)1月、2月は結婚式ゼロでした」

今年に入っても3月までの予約は1件のみで厳しい状況が続いています。

そこで、まずは式場がどんな場所かを知ってもらおうと2月から始めたのが・・・。

本谷育美アナウンサー 「今日はマルシェが開かれているということで、このように多くのお客さんが来ています」

2月から毎月第2日曜日に開催している『ハピネスマルシェ』です。

本谷アナ 「まずテントがあって、フルーツなどを販売していますね。そして奥の方に進んでみますと、お肉を焼いているんでしょうか、すごく会場内いい匂いがします」

セントクロワール・横田里菜さん 「まずはセントクロワールを知っていただいて、中に入ってみて素敵な空間を味わっていただく。マルシェだったら掛川の周辺の地域の皆様と一緒になって盛り上げられるかなと思った形です」

使われていない式場を有効に活用し、同じ苦しい思いをしている地元企業も応援したいと始まった「ハピネスマルシェ」。

飲食店や農家、雑貨店など地元の店も含め約14店舗が出店しました。

入場は予約制で人数制限を設け、密にならないよう工夫。

検温、消毒など感染対策も徹底しました。

本谷アナ 「このように各テーブルごとに消毒液が置いてありますし、このように扉も大きく開いているので風が抜けて開放感があります」

来場者 「雰囲気がすごくいいですよね。ちゃんと対策とかもされているので安心して家族で楽しむことができています」

別の来場者 「普段結婚式場に来る機会ってそんなにあるわけじゃないので、こういったところでイベントができるのは新鮮で楽しいですね」

出店した店舗の1つ「掛川 食卓彩りマルシェ」。

掛川市内の飲食店7店舗が共同で出店しているキッチンカーです。

車内で調理をするのは、飲食店を経営している赤堀文俊さんです。

赤堀さんの店は掛川駅からほど近い場所にあります。

昼はハンバーガー、夜はイタリアンを提供。

緊急事態宣言や外食を自粛する人が増えた影響で客足は遠のき、売り上げは激減。

以前は週末は埋まっていた予約もなかなか入りません。

洋食居酒屋 OZ・赤堀文俊さん 「そもそもお客さんが来ない。じゃあ、自分たちはどうしていいのかわからないし、何をやっても結果がなかなか出ないという気持ちがつらいですね」

仕入れの量を調整し、食材は保存が効くように加工。

メニューを変更したりテイクアウトを始めたり、試行錯誤を続けています。

そんな中、今、店の経営を支えているのがキッチンカーでの販売です。

赤堀文俊さん 「今までは週1とかのイベント出店だけだったんですけど、今はほぼ毎日フル稼働で使っていますね」

客が店に来られないなら、自分から会いに行く。

ハピネスマルシェへの出店を決めました。

マルシェ2日前、赤堀さんのレストランでは会議が開かれていました。

集まっていたのは、キッチンカーを共同で出店する掛川市内の飲食店の経営者です。

同じように厳しい経営がつづく仲間たちと、今年2月からキッチンカーを共同で出店し、各店舗の自慢の味を届けています。

「その場で食べられるものを増やす」

「子供も食べやすいものがいいと思う」

客層に合わせ、どんな味が喜ばれるのか綿密な打ち合わせが行われました。

マルシェへの出店に期待を膨らませます。

喜緑旬菜ZIKAN・落合達也さん 「将来的に、また新型コロナが落ち着いたときに、またあのお店行ってみたいなと思ってもらえるようなそういう場を作りたいです」

迎えたハピネスマルシェ当日。

ロコモコ丼やホットドッグ、家でもお店の味を楽しめるよう持ち帰り用の冷凍加工品も用意しました。

「これと、からあげで」

「からあげ弁当もあるんだ~」

「おいしそうだよね~」

普段、外食する機会が減っている家族連れにも、お店の味を知ってもらう機会になったようです。

来場者 「ロコモコ丼とからあげ丼を。いろいろ行かなくても選べるの豊富だといいですよね」

別の来場者 「地元の店の物なので、できるだけ消費したいなというのがあるので、買えてよかったです。また是非購入したいと思います」

洋食居酒屋 OZ・赤堀文俊さん 「いつも以上にたくさんのお客さんに提供できたからよかったなと思います。みなさんの笑顔の近くにいられるように頑張っていきたいと思います」

この日マルシェには約500人が訪れ、地域の人に結婚式場を知ってもらう機会になりましたが、目指したのはそれだけではありません。

インファクト・大見知靖代表 「地域を盛り上げるためにいろいろな出店者にブースを出していただいて、みんなでマルシェを盛り上げていきましょうと。みなさんのつながれる場所、コミュニティの、ある意味、中心的存在になれればな」

会場に笑顔があふれたハピネスマルシェ。

新型コロナに負けず、地域みんなで元気になっていく拠点づくりがますます進みそうです。

マルシェは今後も月1回、継続して開催する予定だということです。

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