人気上昇! 静岡に移住のワケは・・ 企業の拠点開設も

2021年04月21日(水)

地域暮らし・生活

ふるさと回帰支援センターの調査によると、静岡県が移住希望地ランキングで人気の高い山梨や長野を抑え初めて1位に輝きました。

注目したいのがこちら。

いわゆる働き盛りの世代でも1位となっていることです。

県内への移住は個人の希望も多いそうですが、会社としての移住も多くなっています。

各自治体の取り組み、そして静岡の魅力とは。

静岡市葵区のシェアオフィス。

「ここが僕らの静岡の営業所です。去年の11月1日に入居しました」

企業の戦略立案や新規システムの開発などを行う「myProduct(マイプロダクト)」に勤務する成瀬基樹さん。

静岡オフィスの開設に伴い、社員3人が静岡市内で勤務することになりました。

マイプロダクト・成瀬基樹さん 「移住するものとして嬉しかったのは、1カ月分のホテル代(静岡市に)出してもらえる。おかげで余裕を持って住む場所探せたので、本当に移住しやすさという点ではすごく大きかったです、これ」

新型コロナの感染拡大を受けテレワークや拠点を地方に移す企業が出てくる中、その需要をどう取り込むのか。

成瀬さんの会社が活用したのは、静岡市の企業向けの移住支援政策「Move To(ムーブトゥ) しずおか」。

市内のシェアオフィスへの入居を決めた企業に、1カ月分のオフィス利用料を助成します。

「お花見するならどこですか?駿府城公園ですか?」

「駿府城公園。最高です」

「あそこバーベキューしていいんですか?ダメ?」

「ダメ」

「じゃあ、ここの屋上でやりましょう」
 
シェアオフィスを使うことで、あらたな交流のきっかけにもなっています。

マイプロダクト・成瀬基樹さん 「1階はコワーキングスペースになっていますし、2階にいる人たちも1階にいる人たちも僕らと交流してくれるので、そういった寂しさは全然ないですね。むしろ話せる相手が増えてとても楽しいくらいです」

東京にも新幹線で1時間ほど。

静岡への移住による仕事面での不便さは感じておらず、会社でも静岡オフィスの人員増員も検討されています。

県内の自治体もさまざまな動きがみられます。

「いま都内に住んでるんですが、人も多いですし、地方にちょっと行ってみたいなっていう漠然としたところではあるんですけど」

3月13日に開かれたのは静岡市のオンライン相談会。

県外の12人が参加し、静岡での暮らしや転職先などについて市の職員からアドバイスを受けました。

2020年度静岡市への移住相談件数は718件。

2019年度の1.2倍です。

静岡市の移住コンシェルジュの亀山美佐子さんも、ここ1年で静岡への移住の盛り上がりを感じています。

静岡市 企画局企画課・亀山美佐子さん 「在宅ワークとお子さんの休校で家が狭いから地方に移住して家を買いたいという方が増えています。新型コロナが落ち着いたら一度静岡に遊びに行きたいと言っていただいてます」

また、企業と連携した動きも。

伊東市・小野達也市長「観光業を主幹産業とする伊東市が宿泊客数を戻していくための施策の一つとして注目したのが『ワーケーション』でございます」

伊東市はインターネットサービスを提供する「BIGLOBE(ビッグローブ)」と提携。

旅館をワーケーション施設として利用するサービスを始めました。

宿泊客が減った旅館や街を盛り上げたい伊東市に、BIGLOBEがネットワークや会議室などリモートワークをするための環境面でサポートします。

会社の静岡オフィス開設とともに11月に移住した成瀬さん。

休日の市内散策がもっぱらの趣味となっています。

この日は同僚の佐藤瑞起さんと街中へ。

市内の飲食店が出店するイベントで県内の名産品を食べ比べです。

新型コロナの影響で平日の夜はなかなか外食へと足が向かない中、あらたな収穫があったようです。

マイプロダクト・成瀬基樹さん 「めっちゃおいしいです、これ。今はまだオフィスの近所にしか行けてないので、足を伸ばしたいですね色々なところに」

駿府城公園を散歩しながら、この日公開された遊覧船・葵舟にも関係者の厚意で特別に乗せてもらえることに。

成瀬基樹さん 「通勤のときにお堀の周り歩いてたんですよ。気分いいなと思っていたんですけど、きょうは一段と気分がいいですね」

縁もゆかりもない静岡に移住して4カ月ほど。

早くも静岡市のことを気に入っています。

マイプロダクト・成瀬基樹さん 「静岡市のこと”コンパクトシティ”って言いますけど本当にそれを体感しました。狭いという意味じゃなくて、本当に必要なものがギュッと固まっていて。なので、県庁や市役所から歩いて数分のところに、さっき船に乗ったように自然が広がっていて本当にいいところいです」

移住したい都道府県ランキング1位を獲得した静岡県。

これまでとは違う働き方が増えている中で、街の特色をどういかせるのか。

新たなニーズを取り込むための知恵や対応も必要です。

◆自治体の支援策◆

静岡市以外でも、さまざまな支援策があります。

沼津市では移住希望者に街や自然を見てもらおうと、市の担当者が約2時間タクシーで案内する取り組みがあります。

いまは新型コロナの影響で休止していますが、いずれ再開させたいとしています。

また富士市では「スミドキUー40(アンダーフォーティ)プラス」という取り組みを行っています。

市外在住者で40歳以下の人が市内で家を新築すると50万円、また東京圏からの転入者だと60万円など、最大で200万円を受け取ることができます。

今年度は93世帯がこの制度を使い移住してきたということです。

首都圏からの近距離移住のニーズをしっかり取り込めるかというのも、ウィズコロナの時代に大切になってきそうですね。

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