“畳”の良さを実感 “体験”できる畳工場 静岡・焼津市

2021年04月02日(金)

地域話題

日本の和室の顔ともいえる「畳」。

しかし近年、住宅の洋式化が進み、畳のある空間は激減しています。

そんな中、静岡県焼津市の畳店が、気軽に畳に触れられる新工場をオープンしました。

焼津市の「松葉畳店」。

1月に新しい工場をオープンしました。

高里絵理奈アナウンサー「こんにちは~。外から中の様子が見えるんですね」

松葉畳店 2代目・伊藤知美さん「そうですね、ガラス張りにしてあって、中が畳屋さんだと分かるようにしてあります」

案内してくれたのは2代目の伊藤知美さん。

設計士と一緒にこの工場のデザインを担当しました。

1階は畳工場、夫の謙さんが畳を作っています。

さらに2階に上がると・・・

松葉畳店 2代目・伊藤知美さん 「うちは畳屋なんですけど、”イグサ”を使った雑貨を色々作っていまして、いろいろな商品を2階のショップでは並べています」

イ草と畳のヘリの部分を組み合わせた色鮮やかな雑貨の数々。

伊藤知美さん「こちらポーチなんですけど、箱に入っていて開けると香りが・・・」

高里アナ「あ~マスク越しでも十分イグサの香りがふわっとしますね」

人気のポーチはヘリの柄を自由に選べます。

他にも、ブックカバーや御祝儀袋など約30種類の雑貨が並びます。

さらにイ草を使った商品は雑貨だけではありません。

高里アナ「食べるとほんのりイグサの香りが口の中にふわっと広がって、しっとりとしたチーズケーキとよく合いますね。なかに小豆も入っているので食感もたまらないです」

なんと、イ草を使ったスイーツ。

苦みやクセもありません。

松葉畳店が新しいイ草商品に力を入れたのは、今の畳業界が大変な状況に直面しているからです。

県内の畳店は35年以上前は493店ありましたが、去年3月の時点で105店にまで減少しています。

松葉畳店 2代目・伊藤知美さん 「正直、畳が不人気だっていうことも分かっていたし、ただ、なんでこんなに子育て世代にも使いやすい素材なのになくなってしまうのか不思議に思っていたので」

松葉畳店を創業した父・松葉栄さん。

7年前、娘が勤めていた不動産会社を辞め畳店を継ぐと決めた時には不安だったといいます。

松葉畳店 初代・松葉栄さん 「最初は(店を継ぐのは)やめておけと言った。子供が女の子ばかり3人だから、お嫁に行って、この代で静かに終わろうかと思っていたので。本当にこんな物(畳の雑貨)が売れるのかなと」

しかし、父・栄さんの心配をよそに畳の雑貨は徐々に評判となり、県内外のセレクトショップで扱ってもらえるようになりました。

松葉畳店 2代目・伊藤知美さん 「思っていた以上にかわいいと言ってもらえると、畳って可愛いんだって自分でも驚く感じです」

実際に触れてもらえれば畳の良さは伝わる。

もっと畳を感じられる機会を作ろうと、新工場は畳を「体験」することにこだわりました。

「小指が畳から浮きやすいので、小指で手のひらを押して、畳の方にぐっと押しておきます」

雑貨店の上の階は、ワークショップを開く「畳部屋」です。

この日はヨガ教室が開かれるということで、私も体験させてもらいました。

高里アナ 「身体を動かす度に畳の音がササっと鳴って、この音もすごく心地が良かったです」

この特別な時間に参加者は・・・

参加者 「すごく気持ち良かったです。イグサの香り自体がリラックスするなという感じです」

別の参加者 「自然に触れているっていうのが、自分の身体に良いことしてるかなっていう感じも自分で感じてました」

日本の伝統文化「畳」の感触と香りに包まれながら行うヨガは気持ちがやすらぐ時間でした。

松葉畳店 2代目・伊藤知美さん 「(畳には)なんとなくごろっとしたくなるような何かがあるんですよね。皆さん知らない人同士がここに集まって、ちょっとした畳のコミュニティースペースという風になればいいかなと。地域の交流の場になれば面白いかなと思っています」

おしゃれで癒し効果もある畳。

伊藤さんの畳愛から生まれたアイデアが、畳のイメージを変えてくれました。

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