富士山噴火・ハザードマップ改定 溶岩流到達エリア拡大 静岡県内は沼津市など新たに2市1町

2021年03月26日(金)

地域暮らし・生活

富士山ハザードマップの改定にともない、大規模な噴火の際に溶岩流が到達する可能性のある範囲が拡大され、静岡県内では新たに沼津市など2市1町が含まれました。

静岡県・川勝平太知事「富士山の火山防災対策の一層の充実・強化に取り組んで参りますので、みなさまには更なるご協力をよろしく申し上げます」

有識者や静岡・山梨神奈川の3県などで組織する富士山火山防災対策協議会が26日開かれ、富士山が噴火した際の被害想定「ハザードマップ」が改訂されました。

2004年に策定されたハザードマップに最新の知見を反映させた新たな被害想定では、大規模な噴火が起きた場合の溶岩の噴出量がこれまでの約2倍と想定されました。

その結果、溶岩流が到達する可能性のある範囲が拡大。

新たに沼津市、静岡市、清水町が含まれました。

山口順弘記者 「噴火の規模にもよりますが、最悪の場合富士川にそって、ここ清水区蒲原にも溶岩流が流れ込む可能性があります」

山頂からの距離が約27キロの清水区蒲原地区。

周辺の住民は戸惑いを隠せません。

周辺住民 「びっくりしました。というか本当に怖いなって思います。富士川で止まるのかなって思ってたので」

別の住民 「もうどうしようもない、なす術はない。こんだけ離れててさ、溶岩流が流れてくるってことでしょ?」

沼津市も新たに溶岩流が到達する可能性が出た市です。

仲田悠介記者 「愛鷹山に隠れて富士山の山頂しか見えないここ沼津市でも、最悪の場合、川沿いの低い土地を中心に溶岩流への備えが必要となりました」

沼津市民 「三島市の駅の南、楽寿園あたりまでは昔来たんですよね、だからこの辺は来ないかなと思ってたけど」

避難計画を策定する自治体も対応を迫られます。

沼津市はこれまで裾野市からの避難者を受け入れる計画でしたが、今後は市民を避難させなければなりません。

沼津市危機管理課・佐藤高志課長 「今までは受け入れを考えていたところが、実際は避難するということになりますので、沼津市民だけではなく広域の市町もみなさん安心して避難できる体制を作っていきたいと考えています」

噴火の被害は溶岩流だけではありません。

火砕流も、噴出量の想定がこれまでの4倍を超え、到達距離が富士宮市方面へと長くなったほか、噴石も影響範囲が広がりました。

富士宮市では解けた雪が時速数十キロ以上で流れ下る「融雪型火山泥流」が早ければ1時間で到達します。

池田孝記者 「富士宮市の北山付近です。シミュレーションによれば、噴火の際この周辺には2時間以内で土砂などが到達する結果となっています」

付近の住民は戸惑いながらも何かしらの対策を検討したいと話します。

周辺住民 「もしそういう風に雪崩みたいのなったらちょっと大変だから、少し対策とって、ヘルメットとか用意した方がいいのかなと思います」

対応を迫られる富士宮市。

「今後、策定される国や県の避難計画に基づき市としても検討をしていきたい」としています。

富士山火山防災対策協議会・藤井委員長「臨機応変の対応が出来るようにするためには、きちんと火山現象についての知識をもってもらうことなので、このハザードマップをそのために活用していただければ」

県では改定されたハザードマップをもとに、市や町と連携して避難計画の見直しなどに取り組む方針です。

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