作品が結ぶ絆 大村勇貴さん絵本展 静岡・松崎町

2021年05月11日(火)

地域

おととし起きた京都アニメーションの放火事件で、犠牲となった静岡県菊川市出身の大村勇貴さんの絵本展が、作品の舞台となった松崎町で開かれました。

作品が松崎町との絆を深めています。

動物や精霊たちとおにぎりを食べる幼い子。

心が和むこの絵は松崎町の石部の棚田を描いています。

また、こちらに描かれているのが「なまこ壁」です。

建物の壁に瓦を貼り継ぎ目に漆喰を盛り上げて塗った「なまこ壁」は、松崎町の日常に溶け込んだ風景です。

これらは松崎町を舞台にした絵本「うーちゃんのまつざき」の原画です。

描いたのは、大村勇貴さん、享年23。

おととし、京都アニメーションに入社して3カ月あまり、放火事件に巻き込まれて亡くなりました。

大村さんは常葉大学3年の時、授業の一環として松崎町を訪れ、うーちゃんのまつざきを制作しました。

松崎町企画観光課 深沢準弥課長館「ご家族が大村さんの本を自費出版され、松崎の方にも寄贈頂いたものです。図書館にもという事で、こちらにあるのがその本です」

主人公うーちゃんが精霊たちとともに松崎町をめぐる物語。

大村さんが松崎町を訪れた時、町を案内したのが松崎町役場の深沢さんでした。

松崎町企画観光課 深沢準弥課長「おかっぱ頭という髪型だったので、後で思えば大村さん、真剣に聞いている子が大村さんだったというのを思い出しましね」

5月、松崎町の町有施設「伊豆(いず)文(ぶん)邸(てい)」で開かれた絵本展。

会場には大村さんの原画や絵本、それに大村さんが使っていた画材道具などが展示されました。

松崎町企画観光課 深沢準弥課長「あってはならない事件に巻き込まれ、大切な方が亡くなってしまった。そういう方が松崎に来て、足跡を残してくれたその1つのテーマである絵本を、今回ご家族の方が気持ちを持って頂き、松崎でこの絵本展が開催される運びになりました」

松崎の名工・入江長八が描いた竜に乗るうーちゃん。

この絵もまた、牛原山から松崎町を一望した景色が描かれています。

松崎町民「元気がもらえる感じがします。松崎の人間としてすごくうれしく思います。こういう風にして絵を描いてもらって。絵本の物語にしてもらって」

松崎町民「若くして亡くなって無念だったろうなと思いますけど、こうやって(作品が)残ってくれたので、皆でこれをまた松崎で読み継がれていったらいいなと思いますね」

絵本とともに息子の思いが松崎に生き続けてほしい。

絵本展を実現させた大村さんの両親の思いを深沢さんは大切にしていこうと考えています。

松崎町企画観光課 深沢準弥課長「人が人をつなぐ、こういう縁の作り方をお父さんとお母さんが率先して大事にして下さってる賜物だと思っています。今後もこのつながりを大事にしていきたいと松崎町として思っています」

松崎町を舞台にしたこの絵本が今後も、地元の人たちの心の中に残っていくことは間違いなさそうです。

【スタジオ】

絵本展で紹介されていた大村さんの大学卒業作品「どっくんどっくん」もまた、5月中にも出版される予定です。

こちらが大学卒業作品「どっくんどっくん」になるんですけども、擬音語や擬態語で表現したユニークな絵本で「うーちゃんのまつざき」とはまた違った面白さを感じさせてくれそうです。

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