2024年に静岡県内で大量に発生したカメムシについて、県は2025年も大量に発生するおそれがあるとして果樹園などに注意を呼び掛けています。
県内では2024年に柑橘類やナシなどの果樹園にカメムシが大量に発生し、収穫前の果実に被害を与え生産者を悩ませました。
県の病害虫防除所が2025年2月から県内の20地点でチャバネアオカメムシの越冬量を調査したところ、平年の2.9倍で過去10年で最も多いことがわかりました。
特に中部と西部で多いということです。
そのため、2025年も4月から8月にかけてカメムシが果樹園に大量に飛んできて果物や花に被害を与えるおそれがあるということです。
県は大量発生を招く前に少しでもカメムシを確認した場合は、薬剤による防除をするよう果樹園などに呼びかけています。