地域の活性化につなげようと3月30日、天竜浜名湖鉄道が列車で地域を巡る観光列車を企画しました。コラボしたのは空をはばたく航空会社。どんなツアーだったのでしょうか?
列車につけられたのはJALのヘッドマーク。
乗客の視線の先にいるのは客室乗務員です。
「本日は運行中、所々列車の心地よい揺れが予想されています。シートベルトはございませんがお座席をお立ちになる際はどうぞお気を付けください」
この観光列車は地域の魅力を多くの人に知ってもらおうと天竜浜名湖鉄道と日本航空が企画し、掛川駅から新所原駅までを途中下車しながらおよそ4時間かけて巡ります。
すれ違いのため一時停止した桜木駅では地元の人たちがお出迎え。
歓迎するかのように桜も見頃を迎えていました。
「肩甲骨を開きます。ぐるっと回してください」
列車内では客室乗務員が毎日行っている体操やキャンディのサービスなども行われ、参加者は沿線上に植えられた花々の景色に春を感じながら特別なツアーを楽しんでいました。
また、天竜二俣駅では国の有形文化財に登録された転車台の実演やチューリップが咲き誇るフラワーガーデンを見学。
参加者は天浜線ならではの魅力を感じていました。
参加者:
飛行機に乗っているときとはまた違った楽しみ方ができて、景色も違って見えて楽しんでいます。
参加者:
素敵です。お花もきれいだし素敵なCAさんに巡り合えてご縁に嬉しい
天竜浜名湖鉄道地域連携センター
伊藤文俊センター長:
今までの天浜線のツアーは西部のお客さんばっかだったのですが、今回は遠くは東は千葉県・埼玉県、西は兵庫県からもお客さんが見えていただけて。こういった形でどんどん地域にお客さんが来てくれれば地域振興になると思うので、それを期待して第一弾としては大成功だと思う。
主催者は今後もこうした企画を行い地域の活性化につなげていきたいとしています。