不要になったけれどまだ使える物を地域のコミュニティ内で譲り合うことが出来る官民が連携した県内初のリユース拠点が4月2日にオープンしました。
ジモティースポット静岡(静岡市葵区)
光田有志アナウンサー:
こちら静岡市葵区の西ケ谷にきょう(4月2日)オープンしたジモティースポット静岡ですが、こちらのコーナー炊飯器が置かれていてなんと300円です。
不要になったけどまだ使える物を地域のコミュニティ内で譲り合うことができるインターネットサイトを展開するジモティー。
ジモティースポットはいわばその”リアル版”。県内では初めてです。
この場所に来てまだ使える不要品を無料で引き取ってもらったり、持ち込まれたものを安く購入したりすることができます。
オープンは4月2日ですが持ち込みは3月28日から受け付けていて、店内には約1300点が並んでいました。
光田有志アナウンサー
光田有志アナウンサー:
こちら食器が置いてあるコーナーなんですが、0円、0円、0円と無料で引き取れるものがかなり多くある印象です
新年度ということもあり商品棚にはランドセルも…。
こちらは100円で買うことができます。
また、最新式ではありませんが掃除機は1000円で販売されていました。
不要になった人たちが持ち込む理由は利用しやすさにあるようです。
利用者:
自分の不要品を個人でのやり取りではなく、こういうところに出して物々交換じゃないけど必要な人に渡ればいいなと
菅野響さん
このジモティースポットは静岡市がゴミの減量につなげようとジモティーと連携した取り組みです。
静岡市 ごみ減量推進課・菅野響さん
2030年までに1人あたりのごみの総排出量を783gにするという目標があり、なかなか不燃粗大ごみの量が令和元年から直近まで横ばいとなっている状態。(市民が)ゴミ削減の選択肢としてジモティースポット静岡を使ってもらえたら
ジモティースポットへの予約は不要。
静岡市民であれば持ち込む商品は何点でもOKです。
ただ、3辺の長さの合計が180cm以上の家具やリサイクル家電は持ち込めないなど 多少の条件はありますが、基本的に次の人が使える状態であれば持ち込めます。
逆に出品された商品で欲しいものがあれば静岡市民に限らず店頭で無料か有償で受け取ることができます。
ジモティースポット静岡の施設内(静岡市葵区)
こちらの親子は子供の本やおもちゃを品定め。
利用者(保護者):
(Q.値段はどうですか?)すごく安い。普通に買ったら(子供に)こんなに買ってあげられない。
利用者(子供):
(気に入ったのは)マインクラフトの本。弟と一緒にスイッチでやりこんでこのコマンドを使って一緒に建築バトルなどをしたい
こちらの家族は棚や虫かご、子供用のおもちゃなど“爆買い”です。
利用者:
ほとんど子供用です。本とかがすごいいっぱいあって、子供たちに見させてあげたいと、あとはおもちゃがいっぱいあって「ほしい」と言うからいいよって、こういうところで安く手に入るのは助かります
ジモティースポットに並んでいるものは来店前にジモティーのサイトで見ることができます。
営業時間は午前9時から午後4時まで。
気軽に、そしておトクに使えるスポットで、自分に合った“お宝”を発見できるかもしれません。