コメの価格高騰が続く中、静岡県内でも備蓄米の販売が始まっています。味は、そして、いくらで売られるているのか取材しました。
インタビューに答える人(静岡市内)
コメの価格高騰を受け政府が放出を決めた”備蓄米”。
3月中旬に約14万2000トンが放出され、都内のスーパーなどを中心に店頭に並び始めていますが、県内では…。
県民:
私は見たことない。スマホで調べるなどしているが実際に見たことはない
県民:
まだ見ていない。店に行って(通常のコメが)高いなと思って見てはいるけれど
こうした中、県内の一部スーパーでも備蓄米の販売が始まっていることがわかりました。
福島流星 記者:
こちらが市内のスーパーで販売されている備蓄米になります。一見して割れているコメは見当たりません。元々このコメが入っていたパッケージには産地のところに複数原料米・国内産と書かれています
県内のスーパーで販売された備蓄米
県内では小学校や中学校の給食としても提供される予定の備蓄米。
記者が試食してみると…。
福島流星 記者:
匂いも普通のお米ですし、1粒1粒がしっかりしていて普段食べるコメと何ら変わりなく普通においしいです
この備蓄米を販売しているスーパーの運営担当者によると、5キロの商品として各店舗10袋から20袋ずつ備蓄米とは表示せずに販売しているといいます。
値段は現在は5キロで約3500円です。
インタビューに答える人(静岡市内)
農林水産省によりますと、コメの平均価格は3月23日までの1週間は4197円。
備蓄米は700円近く安く売られていました。
県民:
数カ月前からすると高いなとは思いますが、今の市場価格だとそのくらいなのかなと
県民:
今までは3000円以内で買っていたけれど、いま4000円とかあるので、それと比べたら3500円なら安いなって思います。(Q.見かけたら買う?)安いほうが助かるので買ってみたい
県民:
正直、備蓄米ってどうなのかなっていう気持ちがちょっとある
国はいま流通している備蓄米の多くは通常のコメと収穫時期は同じで、一部は2023年のものもあるが低温で保管し品質も通常のものと同じだと説明しています。
4月中には別のスーパーでも備蓄米が店頭に並ぶ予定で コメの価格高騰に歯止めがかかるのか注目されています。