熱海市で起きた土石流災害の遺族の一人が、9日に犠牲者を悼む慰霊碑の建立を市に要望しました。
市役所を訪れ要望をしたのは兄を亡くした小川泉さんで「熱海土石流事件を後世に伝え二度と同じ悲劇を繰り返さないために慰霊碑を建立してほしい」と斎藤栄市長に要望書を手渡しました。
熱海市の土石流では関連死も含めて28人が犠牲となっていて、斎藤市長はすでに市で協議を始めていて、遺族や被災者の意見を聞きながら、来年度末を目安に建立したいと答えました。
遺族小川泉さん
「慰霊碑が出来ればそこで鎮魂できる、手を合わせる場所が出来た方が良いですからね、それを遺族の方々は必ず望んでいると思いますので」
小川さんは災害の発生から7月で4年となる中、犠牲者の声なき声を伝えるためにも市役所や被災地近くにある神社への早期建立を望んでいます。