自動車メーカー・スズキの元社長で、2024年12月に亡くなった鈴木修 相談役のお別れの会が地元の静岡県浜松市でも開かれ、政財界の関係者や市民が別れを惜しみました。
浜松市に本社を置くスズキのトップとして40年以上にわたり経営を率いた鈴木修 相談役は2024年12月、94歳で亡くなりました。
都内での開催に続き、4月14日は地元・浜松市のホテルでもお別れの会が開かれ、鈴木康友 知事や各市町の首長などが別れを惜しみました。
鈴木康友 知事:
四半世紀以上にわたって公私ともに本当にお世話になった”おやじ”のような存在だったので、改めてこれまでの御恩に感謝するとともに心からお悔やみを申し上げた。とにかくやり抜く、やり続ける、しっかり意思をもってやり遂げる、こうした強い思いを常に鼓舞されていたので、これからしっかり静岡県政の推進にあたるためにも相談役の思いや教えを引き継いで頑張っていきたい。
浜松市・中野祐介 市長:
偉大な経営者を亡くしたことは我々浜松にとって大変つらく悲しい思いだが、これまでの様々なご功績をしっかりと受け継いで、我々として頑張っていかなければいけないという思いを新たにしたところ。
塩谷立 元衆議院議員:
大変な成果をこれからどうつなげていくかが大きな課題だなと、いま厳しい状況の中で思っている。私は議員を卒業したが、地域の発展は変わらずできることはしっかりとやっていきたいと思っている。
鈴木櫻子 記者:
会場には一般市民も多く訪れ行列ができています。地元を愛し続けた修相談役の存在の大きさがうかがえます。
元スズキ社員:
さみしいです。ずっと二人三脚じゃないけれどずっと引っ張っていただいて、今の自分があると感じている。言葉というと「ありがとうございました」、それ一言です。
磐田で軽トラ市を開催:
ふと軽トラ市を開催しているとひょっこり現れてくれるのでは。すごく優しい方でした。我々みたいな若者に対しても同じ目線でアドバイス、的確にわかりやすいアドバイスいただいたのが印象に残っている。
名古屋から訪れた男性:
いま世の中がよくわからない状況なので、そういったときに修さんがお話ししていた言葉は非常に重くなると思う。語録を見ることができたがすごく勉強になった。
お別れの会は今後、スズキの生産拠点があるインドやハンガリーでも開かれる予定です。