土石流災害で被害が甚大だった地区に神輿が戻る…伊豆山神社で例大祭

源頼朝と北条政子が結ばれた場所として縁結びの神様として親しまれている静岡県熱海市の伊豆山神社で、4月15日に例大祭が開かれ6年ぶりに被災地を神輿がめぐりました。

伊豆山神社の例大祭は2021年の土石流災害の影響で縮小されていましたが、2024年から本格的に再開され、15日の神事では子供たちが練習を重ねてきた“神女舞”や“実朝の舞”を奉納しました。

2025年は本殿から約700段の階段を下った3つの町内の神輿が土石流で甚大な被害が出た岸谷地区に被災後初めて入り、被災地に威勢のよい掛け声が響き渡りました。

伊豆山神社・大館節生 総代会長:
岸谷がやっぱり被害が一番大きかった。岸谷に(神輿が)入れると言うのは1つの喜び。徐々に復興の段階に入って来て現場の方も進んでいるので、早いところ復興していただければいい

土石流災害の発生から7月で4年を迎える中、住民たちは例大祭を通して復興への思いをさらに強くしていました。

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