松下アナウンサーと事件の経緯
追突事故を起こしたあと、搬送先の病院で看護師の足を蹴るなどケガを負わせたとして現行犯逮捕された広末涼子さん。
逮捕前後に不可解な言動が見られたため10日間の勾留が認められました。
しかし、本鑑定でも違法薬物や睡眠薬などの薬は検出されませんでした。
また、ケガをさせた看護師とは示談が成立したことなどから4月16日午前6時前、静岡地検浜松支部は処分保留で釈放しました。
捜査の経緯と今後についてと菊地弁護士と蓮見アナ
改めて、今回の事件の経緯と今後の捜査について見ていきます。
広末さんは4月8日に逮捕。
翌9日に送検されたあと身柄の拘束が続いていました。
そして、逮捕から9日目の16日朝に釈放されました。
裁判所は19日まで10日間の勾留を認めていましたが、それより3日早い釈放となりました。
検察は16日付けで傷害容疑について処分保留としています。
今後は在宅で捜査を続けたあと起訴・略式起訴・起訴猶予・不起訴を判断することになります。
-釈放のタイミングと検察の判断どう思われますか?
菊地幸夫 弁護士:
早朝の釈放は就寝中の収容者もいるため、あまり例がないと思う。また、19日まで勾留期限があるのに19日より早く釈放するのは異例。19日が土曜日なので前日の18日 金曜日に処理するケースはよくあるが…。
もう少し遅い時間に釈放という情報が流れると警察署の前が大混乱となってしまうおそれがあるので、それを避けるため早朝にと判断した可能性はある。
事故と薬物捜査についてと菊地弁護士と蓮見アナ
続いて事故と薬物についてです。
家宅捜索の容疑は危険運転致傷でした。
また、事故を起こして人にケガをさせているため過失運転致傷の捜査は続けられ、過労や病気、薬物などで正常な運転ができない道路交通法違反の疑いも考えられます。
-事故や薬物に関する捜査はどう考えますか?
菊地幸夫 弁護士:
幸い大きなケガ人は出なかったが、車の破損状況からすれば大事故となったかもしれないため、過失運転致傷と道路交通法違反については捜査が続けられてもおかしくない。
ただし、今の時点で大きな動きがなければこれで捜査終了となる可能性が高い
広末さん所属事務所の発表文(ホームページより)
広末さんの事務所はホームページで「適切な医療機関で診断を受け医師の指導のもと慎重に治療と健康回復に努めてまいります」とコメントを出しています。
-こうした医師のサポートの必要性は?
菊地幸夫 弁護士:
今回の異常行動について違法薬物は出てこなかったので、心身の疲労などがあれば早期に医師のサポートのもと健康回復に努めて欲しい
釈放された広末さんを乗せた車は都内の病院に向かったことが分かっています。
ここまで広末さんの事件についてお伝えしました。