利用者拡大の起爆剤となるのでしょうか?清水港と土肥港を結ぶ駿河湾フェリーの新ターミナルがJR清水駅近くに完成し、さっそく多くの乗客でにぎわいました。
駿河湾フェリーに乗り込むためにできた長い列。
清水港に完成したのは清水と伊豆の土肥を結ぶ駿河湾フェリーの新ターミナルです。
4月18日は初日の特典として乗船が“無料”に。
岸から船に車をわたす「台船」に穴が見つかった影響で車の乗り入れはできませんが、徒歩か自転車での乗船に限る形で約3カ月ぶりに運航を再開しました。
福島流星 記者:
新ターミナル最大のメリットは利便性の向上ということでJR清水駅から実際どのくらいかかるのか測ってみたいと思います。じゃあ行きます。よ~いスタート
JR清水駅の改札前から屋根付きの通路を通ってターミナルのチケット売り場まで徒歩で要した時間はわずか3分11秒。
かつて日の出ふ頭にあったターミナルは駅から2キロほど離れていましたが、JR清水駅からすぐの場所に移ったことで公共交通機関を利用する乗客が増えると期待されています。
乗客:
びっくりしました。あまりの近さに
乗客:
(静岡)駅からそのままJRに乗って来させてもらいました。近くなっていいなと思いました
ターミナルの目の前に位置する清水河岸の市も19日にリニューアルオープンする予定で、担当者は県内外から多くの観光客が訪れフェリーの利用者も増えるのではと期待を寄せています。
ふじさん駿河湾フェリー・山本東 理事長:
江尻という地区が人が集まる拠点として、また単に買い物して休息できるようなそんなエリアにできるよう江尻の関係者とともに協力してやっていきたい。
利用者が伸びず、過去5年間のうち4年間は赤字となっている駿河湾フェリー。
新ターミナルが業績回復の起爆剤となるのか注目が集まります。