静岡県浜松市に観光客を呼び込もうと、人気アニメとのコラボイベントが始まりました。市役所に降り立ったのはエヴァンゲリオンの初号機です。
落合健悟 記者:
きょう(4月20日)は日曜日なんですが、こちら浜松市役所の前には多くの人が列を作っています
休日の市役所とは思えないほど多くの人が訪れていた浜松市役所。
そのお目当ては…。
落合健悟 記者:
きょう市役所に登場したのがこちらエヴァ初号機の立像です。全長6メートルということで見上げるほどの大きさです
市役所のロビーに現れたのは人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」で主人公の碇シンジが操縦する初号機の立像です。
天竜二俣駅が映画の舞台のモデルとなったことから”エヴァの聖地”としても親しまれている浜松市。
4月20日は新たに始める観光イベントの目玉として初号機がお披露目されました。
記念のセレモニーでは浜松市消防局の音楽隊が残酷な天使のテーゼを演奏。
訪れたファンは迫力満点の初号機に目を輝かせていました。
浜松市民男性:
結構、自分が子供の頃に思っていたことが映像化しているアニメだと思うので、そこらへんが大好きですね。葛藤と言いますかね…「逃げちゃダメだ」みたいな。感動しましたね。できれば乗りたいですね
娘:
でかくて初めて見たからすごいなと思いました。(Q.お父さん乗りたいって言ってたけどどうですか?)まぁ乗ってみたいなともちょっと思います。
初日の20日に市役所を訪れたのは720人。
初号機を目的に遠方から訪れたファンもいました。
山口県から来た女性:
(Q.きょうはどちらから?)山口県です。すごい迫力で美しいな、2階からも見てみたいなと思いました
前日から1泊2日で浜松に来たというこちらの女性。
エヴァンゲリオンをきっかけに浜松のグルメも堪能したようです。
山口県から来た女性:
ウナギがめちゃおいしかったです。皮がパリパリで身がふくよかで、浜松のウナギを食べたら当分ほかのは食べられないかなと思いました
浜松市はラッピング電車を運行する天竜浜名湖鉄道や遠州鉄道とともに沿線をめぐるスタンプラリーなども企画しています。
「シン・ハママツ計画」と題する観光活性化事業で、大阪万博で増加が見込まれる外国人観光客の誘致や市のPRにつなげていきたいと考えています。
浜松市・中野祐介 市長:
(大阪万博から)東京に行くちょうど真ん中にここ浜松がありますので、途中下車をしてエヴァンゲリオン初号機を見ていただく。市内全域をエヴァを追っかけて回っていただきたいなと、せっかくですからという風に思っています
初号機の立像展示は2026年1月25日まで。
土日や祝日でも午前10時から午後4時まで見ることができるということです。