“育てる漁業”アワビ稚貝1万100個を放流 豊かな海の幸を守るために 静岡・熱海市

豊かな海の環境を守り水産資源を絶やさないようにしていこうと、静岡県熱海市の漁業関係者が4月24日にアワビの稚貝を沖合に放流しました。

稚貝の放流は熱海市と地元の漁協が水産資源の安定供給と育てる漁業の推進のため30年ほど前から行っています。

24日は県の研究施設で育てられ、5cmほどに成長したクロアワビの稚貝1万100個が用意され、熱海港や伊豆山港などに放流していきました。

稚貝は水深4m前後の岩場で1年で3cmほど成長し、11cm以上になれば水揚げできるということです。

大熱海漁業協同組合・遠藤哲也 組合長:
3~4年後に大きくおいしいアワビがとれる。皆さん食べに来てください

アワビの成長にはカジメやアラメといったエサとなる海藻が重要で、関係者は「稚貝の住む海の環境整備にも力を入れていきたい」と話していました。

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