富士山の富士宮口8合目付近で救助要請…中国籍の男性が富士山を単独登山に体調不良に

富士山

閉山中の富士山8合目付近で下山途中だった中国人の男性が動けなくなり、警察が救助に向かっています。

26日午後0時50分頃、富士山富士宮口8合目付近の登山道で「人が倒れている、擦り傷がある」と近くにいた別の登山者から110番通報がありました。

通報した登山者によると、倒れていたのは中国籍の男性(20代)で意識はあって会話もできますが身体が震えていて、警察は低体温症もしくは高山病の可能性があるとみています。

現在、富士宮警察署と御殿場警察署の山岳遭難救助隊あわせて9人が救助に向かっています。

現場周辺は雪が積もり天候の状態からヘリは使えず、警察は8合目まで登り遭難者と接触したあと担いで降ろすなどして救助する方針です。

警察は「この時期の富士山は天候が急変しやすく、救助隊がすぐにたどり着けない。山小屋も医療センターもすべて閉まっていて救助を求める先がない」と閉山期間中の富士登山は自粛するよう呼びかけています。

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