「6月初旬にも商品棚に2000円台の備蓄米を」小泉農水相が明言　消費者は「期待」「有言実行を」

4000円台のコメが2000円台になるのでしょうか。小泉進次郎 農水相は備蓄米の店頭価格を6月初旬にも2000円台にすると明言しました。静岡県民の反応は―。

小泉進次郎 農水相：
早ければ6月の頭には 棚に2000円台の備蓄米が並んでいる姿を実現できる可能性が出てきた

23日の閣議後の会見で備蓄米の店頭価格について2000円台を目指す考えを表明した小泉農水相。

小泉進次郎 農水相：
速やかにスピード感をもってまずは2000円台で備蓄米が並んでいるようにしていくことが、結果として全国の高いコメの価格を抑制し、農家の皆さんが大変不安に思っている国産米離れ、コメ離れを防いでいきたい

高本圭市 記者：
小泉農水相の発言は、明るい兆しとなるんでしょうか。静岡県民がどう受け止めを聞きました

70代女性：
うれしい 小泉大臣になってすごく期待した。10kgで9000円近くしたが、娘に育ち盛り（の子ども）がいるので、仕方ないから買ったが自分は食べられない

60代夫：
ここで下がるのはありがたい

50代妻：
本当に下がってくれればだけど。言うだけで終わらないで。有言実行してくれれば認めざるを得ない状況になる。言ったからにはやってもらいたい

30代主婦：
口だけではないことを祈っている。早急にということなので本当にやってもらえるのか期待するところ。結果出すと言っているのでそこに期待。もし遅い反応であればもう信用できない

静岡市葵区で7代続く老舗の麹屋の店主も仕入れ価格が下がることに期待を寄せています。

「糀屋嘉兵ヱ」店主・坂井智也さん：
仕入れが上がっている分、値上げをせざるを得ないのでそこが下がれば買ってくれる客も喜ぶと思う。コメの値段も上がり下がりすると消費者や個人店舗は困る。安定した価格になるようにしてもらいたい

小泉農水相が推し進めているのが備蓄米の「随意契約」。

これまでの競争入札ではなく業者を選んで契約する方法です。

店頭に2千円台で並べられる水準で備蓄米を放出することによって、価格の下落を早期に実現したい考えで、小泉農水相は財務省から理解が得られたことを明かしています。

就任直後から備蓄米放出の手法の抜本的な見直しに乗り出している小泉農水相。

コメの価格は本当に下がるのか その手腕に注目です。