日本銀行静岡支店に新たに着任した支店長が記者会見を開き、トランプ関税の静岡県内への影響について現場に足を運んで実態の把握に努めたいと抱負を述べました。
日銀静岡支店の平田泰隆 新支店長は鹿児島県出身の55歳。
1992年に日銀に入り、発券局の統括課長や名古屋支店の次長などを歴任し、静岡支店の勤務は初めてとなります。
静岡の印象について「産業のデパートで多彩な産業が集積・発展している」と話し、トランプ関税の影響については、現時点では限定的としながらも不確実性は高いとして今後注視する考えを示しました。
日銀静岡支店・平田泰隆 支店長(55):
様々な地域経済の現場に足を運んで、関税の影響について企業や金融機関が情報を持っていると思うので実状についてよく話しを聞いて、実態把握に努めることかと思っております
また、静岡県は人口の流出が課題と指摘し、インバウンド客の取り込みなどが地域の活性化につながることに期待感を示しました。