環境不安の解消へ 世界初「PFAS汚染水」処理装置の完成発表 静岡市と事業者が連携 社会貢献につなげたい

人体への毒性が指摘されている有機フッ素化合物「PFAS」の汚染水を処理する装置が完成し 5月29日 静岡市で会見が開かれました。

葵区のホールで開かれたのは環境問題の解決に向けた「実証実験の成功」と「処理施設の完成」を伝える記者会見です。

PFASとはおもに炭素やフッ素からなる化学物質で 発がん性があることや乳児の発育低下が指摘されており、清水区の工場から流れ出す汚染水が大きな問題となっていました。

こうした中 静岡市は民間の事業者とPFASを除去する装置の研究開発に取り組んできました。

完成した施設には気泡を使った分解システムなどが用いられていて高濃度の汚染水を大量に処理できる装置の社会実装は世界で初めてだということです。

駿河GXテクノロジー・青山慧 代表取締役:
技術的な革新性、ユニークさ、現場での有効性、これらにおいて十分な成果を収めることができた

静岡市・難波喬司 市長:
研究開発・新技術の開発によって、環境問題、水に関する社会問題の解決に貢献できる街づくりをしていきたい

今後問題を抱えるさまざまな場所への設置と本格稼働を目指し、環境不安の解消に貢献できればとしています。

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