【リニア】静岡工区の着工に向け一歩前進 水資源に関わる対話は“完了” 残すは生態系への影響と発生土置き場に関わる懸念

リニア中央新幹線の実験線

リニア中央新幹線のトンネル工事にともなう水資源への影響を議論する静岡県の専門部会が6月2日に開かれ、JR東海との対話項目として提示していたすべての課題について了承しました。

リニア中央新幹線の南アルプストンネル工事にともなう水資源への影響をめぐっては、静岡県がJRに対して6項目について“対話を要する”と提示していて、これまでに4つについては了承しています。

こうした中、県の専門部会が6月2日に開かれ、田代ダムの取水を抑制して大井川の水量を確保する、いわゆる“田代ダム案”に関して、取水抑制が出来ない不測の事態が発生した際の対応やモニタリングの実施場所並びに監視体制などについて議論し、残る2項目についても委員からの了承が得られました。

これにより、水資源に関わるJR東海と静岡県との対話はすべて終了したことになり、残すは生態系への影響に関わる14項目と発生土置き場に関する4項目となっています。

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