静岡県の合計特殊出生率は1.19 全国平均を上回るも過去最低を更新 生まれた赤ちゃんは1万7439人

少子化に歯止めがかかりません。2024年に静岡県内で生まれた赤ちゃんは1万7439人、出生率は1.19で、いずれも前の年を下回り過去最低となりました。

まず全国の数値です。

厚生労働省によりますと2024年に全国で生まれた赤ちゃんは68万6061人で、前の年より4万人以上減少しました。

統計開始以降で最も少なく初めて70万人を割り込んでいます。

1人の女性が生涯に産む子どもの数を表した合計特殊出生率は1.15で、9年連続で低下し過去最低となりました。

止まらない少子化に政府は…

林芳正 官房長官:
経済的な不安定さや仕事と子育ての両立の難しさなど、個々人の結婚や出産・子育ての希望の実現を阻む様々な要因が複雑に絡み合っている

一方、2024年に静岡県内で生まれた赤ちゃんは1万7439人で、前の年より1530人少なく過去最低となりました。

前の年を下回るのは17年連続です。

合計特殊出生率は1.19で全国平均を上回ったものの、前の年から0.06ポイント低下し過去最低を更新しています。

県は未婚化・晩婚化が進んでいる上、経済的な理由などから夫婦が子供を持つ数が減っていることが主な要因と見ています。

対策として、県は3年前から市町と連携して出会いと結婚を支援する取り組みを進めていて、2025年4月までに86組の結婚が成立したということです。

また、2025年度からは長期の育児休業を男性が取得しやすくする独自の補助金の支給も始めていて、「今後も少子化対策に全力で取り組みたい」としています。

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