随意契約の備蓄米販売 整理券の配布に300人が列 静岡県内でも販売が本格化 バローでは9店舗で4200袋を販売

高本圭市 記者:
午前8時をまわりました。いま整理券の配布が配られ始めました。現在300人ほどが並んでいるということです

静岡県静岡市駿河区のバロー富士見台店にできていた長い列。

政府備蓄米の整理券を求めて並んでいました。

県内に23店舗あるバローは6月13日、規模の大きい9店舗で計4200袋を販売。

価格は5kg・2160円(税込み)です。

この店では6月13日、通常より15分早い午前9時45分に店をオープン。

買い物客が次々に備蓄米を手に取っていきました。

家族4人暮らし:
9時半過ぎくらいに買えたらいいなという感じで来たら整理券がもらえたので(Q.最近おコメ高いですもんね)そうなんですよもうコメなくてどうしようかなと思っていたので買えてよかったです

家族4人暮らし:
もうちょっと安くなってくれればありがたいなと思います

コメの高値が続くことで主食をコメ以外にしていたという人からも喜びの声が聞かれました。

購入者:
(最近)おコメはね、日曜日だけちょっと買ったから(ほかの日も)食べられるかな

購入者:
とりあえずいままで(主食が)麺類だったから、普通に炊いてあったかいご飯でとりあえずは食べてみたいかなと

店で用意していた500袋は午前中に完売。

店側も想像以上の売れ行きだったと話します。

バロー中部営業部・田口篤 地区長:
(朝)めちゃくちゃ並んでいましたね。ビックリしました。(Q.想定はしていなかった?)もう少し少ないかなと思っていましたけど、静岡の皆さんはおコメに対してすごく敏感だなと感じました

一方で、5kg・5000円(税込み)を超えるものもある銘柄米の値段については少なくとも2000円台にまで戻ることは難しいと考えています。

バロー中部事業部・田口篤 地区長:
政府の備蓄米に関しては競合他社も同じような価格で出しているので2000円(税抜き)で実施していますけど、農家あっての商売ですしお客様あっての商売なので、間のいいところで2000円台、3000円台…価格はお客様と農家が決めていくと思います

コメの高値が続く中、この備蓄米の放出後を見据えた動きも出ています。

小泉進次郎 農水相:
より前倒しで入ってくることになりますから、9月以降の見通しが立ちやすい。農水省は関税なしで輸入する

主食用米の初回の入札を例年の9月から6月27日への前倒しを決定。

今回は約10万トンのうち3万トンが対象で、今後、毎月入札をする予定です。

小泉進次郎 農水相は13日、閣議後会見のあと大手スーパーやコンビニのトップらと面会。

備蓄米の随意契約に続き輸入米の投入で、コメの不足感の緩和につなげられるかが焦点になります。

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