共産党・鈴木千佳 候補「消費税減税をどうやったら実現できるのかに政治生命を懸けるべき」 参院選公示で第一声 静岡選挙区【ほぼ全文】

共産党・鈴木千佳 候補

参議院議員選挙が7月3日に公示され、静岡県選挙区には7人が立候補しました。

立候補したのは届け出順に国民民主党・榛葉賀津也 候補(58)、無所属・村上猛 候補(74)、諸派・福原志瑠美 候補(42)、参政党・松下友樹 候補(41)、共産党・鈴木千佳 候補(54)、自民党・牧野京夫 候補(66)、諸派・山口香苗 候補(46)です。

このうち共産党・鈴木千佳 候補の第一声は以下の通りです。

共産党・鈴木千佳 候補:
みなさん、今度の参議院選挙は裏金問題に無反省、そして、私たち国民の生活の苦しみには無関心。すいません。こうした自民党政治に厳しい審判を下すチャンスの選挙となっています

みなさん、アメリカ言いなり。そして、大企業や富裕層だけを優遇するようなこの政治に厳しい審判を下して、与党とそしてそれを応援するような野党も少数に追い込んで、政治を変えていきましょう。どうかみなさんの大きなご支援、日本共産党とこの静岡選挙区では私、鈴木千佳に託してください。私、鈴木千佳を国会に送ってください。よろしくお願いいたします。

みなさん、この参議院選挙に向けて日本共産党は全国で110万人の要求対話の取り組みをしてきました。私も県内各地で様々な方と対話をしてきました。願いを聞いてきました。80歳を超えた方が「年金だけでは足りないからアルバイトを始めました」、こうした言葉に衝撃を受けました。学生からは「お米大好きだけど高くて買えない」「米を食べるのを我慢している」というお声も聞きました。

年金暮らしの高齢女性は貯金が尽きるのが早いか、自分の命が尽きるのが早いか、そうした生活をしている。このような声も寄せられています。30代の男性は奨学金の返済で毎月毎月3万円払っている。50歳まで続くんだと、そういうお声も聞いています。

物価高騰の中で本当にいま多くの国民が生活苦を抱え、何とかしようと頑張っている。こうした時に自民党政治、自公政権は極めて冷たい政治をやっているんじゃないでしょうか?

物価高騰対策は無為無策どころか石破首相は自民党の新人議員には「ハンカチを買って」と10万円の商品券を配る。あの辞めた農水大臣、「自分は米を買ったことがない」「支援者にもらうから売るほどあるんだ」と、こんなとんでもない発言、こんな感覚で政治をやっていたのかと本当に怒りを持ちました。

さらには多くのみなさんが望んでいる消費税の減税、自民党の森山幹事長は「政治生命を懸けて消費税減税に反対するんだ」と、石破首相も同じようなことを言っています。政治家であったら、いま多くの国民のみなさんが望んでいる消費税減税をどうやったら実現できるのか、このことにこそ政治生命を懸けるべきではないでしょうか。

みなさん、今度の選挙、本当にこういう国民の生活を顧みない自民党政治に厳しいお灸を据えようではないでしょうか。そして、みなさん、物価高騰から暮らしを守る一番の特効薬は消費税の減税です。日本共産党は消費税の廃止を目指しながら、直ちに一律5パーセントに引き下げることを提案しています。一律5パーセントにすれば、平均的な世帯で1世帯12万円の減税になります。

そればかりではありません。収入の無い子供さん、高齢者のみなさん、こうした人たちに誰でも減税の効果があるのが一律5パーセント減税です。さらには物価高騰で何もかもが高い、だからこそ食品だけでなくスマホ代、水、光熱費、あらゆるものにかかっている消費税を減税するこれが一番効果的です。

いまフリーランスや小規模事業主、そういう方々を重くのしかかっているインボイス。これも一律5パーセントに引き下げれば廃止・撤廃することができます。私たち市民の暮らしだけでなく、業者のみなさんの営業も応援するのが消費税一律5パーセント減税です。誰でも減税、何でも減税。そして、ずっと減税。この声をご一緒に広げようではありませんか。

みなさん、カギは消費税の減税の財源どうするか。7割を超える国民のみなさんが減税について真剣に考えています。日本共産党、私、鈴木千佳は赤字国債をどんどん発行し借金で賄う、こうした主張には汲みしません。

そして、維新の会のように医療費を削る、国民の命を削る、こうした選択は絶対にやるべきではない、このように考えています。いま消費税の増税・増税が行われる一方で、大企業や富裕層は株で大儲け、アベノミクスで大儲けしているのに減税バラマキが政府の政策で行われています。大企業減税だけで、なんと昨年だけで11兆円。大金持ちの100憶円の所得を超えると減税になる仕組みによって、なんと2兆円も減税されている。ここにメスを入れて消費税5パーセントを引き下げる。15兆円の財源しっかり確保する。この提案です。

このことはみなさん、石破首相も国会で「大企業への法人税減税は効果がなかった」、そして「100憶円の壁は是正しなければならない」と政府も認めているんです。しかし、大企業から多額の献金をもらい、そして裏金まで作っている。こうした自民党に変える力はありません。どんな企業からも1円の献金も受け取らない。そして、国民の税金を山分けする。政党助成金もきっぱり受け取りを拒否し、私たちの活動の財源は新聞赤旗の収入と支えてくれるみなさんのカンパで歯を食いしばって頑張る。この日本共産党が大きくなってこそ、政治を国民の立場で変える確かな力になります。

今度の選挙、日本共産党を大きく躍進させ、静岡選挙区でも私、鈴木千佳を勝ち抜かせていただき、消費税は一律5パーセントに、税制の歪みを正してご一緒に変えていこうではありませんか。よろしくお願いいたします。

みなさん、いま今度の選挙で問われているアメリカ言いなりの外交でいいのか、このことも鋭く問われています。アメリカのトランプ大統領は国同士の貿易協定を無視し、高関税をかけて脅すやり方、さらにはイスラエルの国際法を無視したガザへのジェノサイド、これを容認するだけでなく、イランへの攻撃を一緒になって加担する。まさに国際法を無視し、侵略的行為を文字通り行う、こうしたトランプ大統領のアメリカ、これ、いいなり外交で軍事費をいまのGDP2パーセントに向けて今年も8兆7000億円も積み増しました。これをなんと3.5パーセントに引き上げていく。20兆円以上に引き上げていく。こうした大軍拡の政治に突き進んでいいんでしょうか?このことを鋭く問われています。

いま大軍拡政治のもとで暮らしの予算は軒並み物価高騰に追いつかないマイナス予算になっています。米問題では農家のみなさんへの暮らし、営業を支援する、こうしたことが、所得補償、価格保証が求められているのに今年の予算はマイナスになっているんです。これでは暮らしも守れない。

みなさん、暮らしも平和も壊すトランプ・アメリカいいなりの大軍拡、反対の声を唯一示している日本共産党にどうかみなさんの大きなご支援をお寄せください。そしてみなさん、今度の選挙ではアメリカ、外国人への差別を助長するような言動を政治家が振りまき、そして高齢者への医療が負担だと、重荷だと、現役世代を守るためだと、こうしたところに負担を押し付けるような差別と分断をするような政治家がいらっしゃいます。私はこうした潮流と断固正面から戦い抜きます。

誰もが自分らしく生きられる、ジェンダー平等社会の実現のために選択的夫婦別性の実現、そして、同性婚を認めていく。誰もがハッピーになる。そうした社会をご一緒に作っていこうではありませんか。

最後にみなさん、定数2のこの静岡選挙区、静岡県民にとって南海トラフ地震の震源域の真上に立つ浜岡原発再稼働は絶対に許さない。そして、南アルプスの自然を壊し大井川の水を奪う、そうした危険のあるリニア建設。もう東京と大阪の移動時間の短縮のためのニーズはコロナ禍を経て時代に合わない事業です。見直し・中止を、このことを唯一訴えている政党候補、私、日本共産党の鈴木千佳、県民のみなさんの声を届けて頑張っていきます。どうかみなさんのお力で5度目の挑戦となります。今度こそ国会へ押し上げて下さい。力いっぱい頑張ります。

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