袴田巖さん 国民年金を申請 再審無罪となった元死刑囚を対象にした特例法を活用

2024年に無罪が確定した袴田巖さんについて、国民年金を受給するための申請手続きを弁護士が厚労省に行っていたことがわかりました。

袴田巖さん(89)は30歳で逮捕されるまで国民年金の保険料を納めていましたが、拘束中は納付できず、現在も年金を受け取っていません。

弁護士によると、再審無罪となった元死刑囚を対象にした特例法を活用し、死刑確定から60歳までの約15年分の保険料を一括で納付することで無罪が確定した2024年10月までの年金相当額が「特別給付金」として支給される見込みです。

未納分の保険料、約数百万円には静岡地裁が交付した刑事補償金の一部を充てる予定です。

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