嘘の申告をして運転免許を更新した上、てんかんによる発作で交通事故を起こし男性を死亡させた罪に問われている男の裁判で、男は「仕事を失うのが怖かった」と運転を続けた理由を口にしました。
被告の男:
私がてんかんを持ちながら車に乗り続け、病気と向き合わなかったことで被害者を巻き込んでしまった
24日の被告人質問でこのように話した浜松市中央区の無職の男(47)。
2023年7月、車を運転中に持病のてんかんによる発作で意識を失い、玉突き事故を起こして男性(当時54)を死亡させた罪に問われています。
また、事故の4日前には虚偽の申告をして運転免許を更新したとされています。
24日の裁判で嘘をついてまで運転免許を更新した理由を問われた男は…。
被告の男:
車の免許が没収され仕事を失うのが怖かった。今の生活を失うか病気を隠すかそれを比べて隠し通すべきだと思った
一方、事故当日は運転の前からてんかんの発作があったため運転するという判断や行為に至ったことに関しては「責任能力がなかった」と事故については無罪を主張しています。
裁判は9月11日に結審する予定です。