静岡市の山間部で林道が崩落し登山客など117人が取り残されています。先ほどから登山客80人が川を渡るなどして下山を始めています。
植田孝雄カメラマン「静岡市の土砂崩れ現場の上空です。ご覧のように大量の土砂が道路を塞いでしまっていて、ガードレールが押し流されてしまっています」
土砂崩れがあったのは、葵区の林道東俣線で、25日午前11時半頃、道路の維持管理をする業者から「土砂で林道がふさがっている」と連絡がありました。
市の職員が現場を確認をしたところ、高さおよそ90メートル、長さおよそ60メートルに渡り土砂が崩落していました。
この崩落により南アルプス登山の拠点となる宿泊施設「椹島ロッヂ」では、登山客や工事関係者など117人が取り残されていて、26日午前10時から下山を希望する80人が下山を開始しています。
「上空からは川を渡る登山客の姿が確認できます。ロープをつたってまとまって川を渡っています」
80人は車で崩落現場まで向かい、その後、徒歩で川の中を横断したり、川沿いを歩いたりしながら下山しています。
また、崩落した林道では土砂の撤去作業が進められていて、27日正午の開通をめざしています。