「卒業していないと聞いた」 学歴詐称の田久保市長めぐる百条委で知人が重大証言 ”卒業証書”の提出や本人の出頭を改めて求める考え 拒否した場合は刑事告発も検討

静岡県伊東市の田久保市長に対する百条委員会。証人尋問に応じた知人は「市長就任前から卒業していないと聞いていた」と語りました。

29日午後1時半に始まった百条委員会。

証人尋問に応じたのは過去に市民運動をともにした知人です。

田久保市長は問題発覚後の会見などで「東洋大学を卒業したと思っていたが6月28日に大学側から除籍と説明され、初めて知った」と話してきました。

しかし、この知人はそこに疑問符をつけています。

市民運動をともにした知人:
市民運動に携わっていた2017年から2018年の間に2回くらい聞いています。アルバイトや仕事に熱中し学校に行かなくなったこと、卒業していないけどその後の飲み会は出たと(田久保市長が)言っていたと記憶しています

市長になる前にすでに「大学は卒業はしていない」と聞いていたと証言。

一方で活動を離れてからは交流がなく、今回の問題発覚後本人に確認はしていないと話しました。

伊東市議会・青木敬博 副議長:
これほど覚悟いることを一般の方にさせた田久保市長にかなり怒りを覚えます

百条委員会は改めて田久保市長にこれまで卒業証書と説明していた資料や本人の出頭を求めた上で、再び拒否した場合は刑事告発を検討していく方針です。

また、7月中に辞職すると説明してきた田久保市長は28日に31日の会見で「進退について表明する」とトーンダウン。

議長や副議長は辞職しない場合には不信任決議案の提出も考えていくということです。

学歴詐称に揺れる田久保市長 辞意表明も手続きせず直近の会見では頑なに「辞職」の2文字を口にせず 就任からちょうど2カ月 選挙戦で「伊東市の革命」を標榜するも招いたのは市政の混乱と停滞

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