学歴詐称問題に揺れる田久保市長が「水面下で激しく動いている」発言を“訂正”も撤回せず 新図書館計画やメガソーラーめぐり 市民に懸念や不安を抱かせないためにも事業の進捗状況などを速やかに公開などと記す

伊東市・田久保眞紀 市長

伊東市の田久保眞紀 市長が辞意を撤回した理由に新図書館の建設計画の中止と伊豆高原メガソーラー計画の白紙撤回を挙げ、「水面下で激しく動いている」と発言したことについて、8月8日、「市民の不安や疑念を招くおそれがある」との指摘を受けたとして、市のホームページに訂正のコメントを掲載しました。

自身の学歴詐称問題に揺れる伊東市の田久保眞紀 市長は7月31日の会見で辞意を撤回した際、新図書館の建設計画の中止と伊豆高原メガソーラー計画の白紙撤回の2つを続投の理由に挙げ、「現在、メガソーラー計画も新図書館建設計画も水面下で激しく動いている」と強調しました。

こうした中、田久保市長は8月8日、政策会議の場で幹部職員から「市民の不安や疑念を招くおそれがある」と指摘を受けたとして、「発言を訂正し、今後は市民のみなさまに対し、見えない所で何かが行われているのではないか、といったご懸念やご不安を抱かせない為にも、この2つの事業につきましては重点的に、行った調査の結果や事実関係、事業の進捗状況などを常にみなさまに速やかに公開することで、より一層の行政の透明化に励んで参ります」と記したコメントを市のホームページに掲載しました。

同市の幹部職員によると同日午前に行われた政策会議では、発言の真意を問われた田久保市長が新図書館計画について“発言の脚色”を事実上認めていたことや、メガソーラー計画に関しても“水面下の激しい動き”という発言が河川占用許可などをめぐる事業者側との訴訟を指しているとの説明があったため、出席者から「周知の事実」として訂正を求められていたことがわかっています。

「そのような発言をした記憶は一切ない」 学歴も辞意も“偽り”の田久保市長が百条委員会での知人の証言に真っ向から反論 「大学は卒業していないと聞いた」発言に語気強める

田久保市長が掲載した訂正コメントは以下の通りです。(原文ママ)

市民のみなさまへ

伊東市長 田久保眞紀

本日、8月8日付けの一部報道にもございました通り、私の31日の会見での「伊豆高原メガソーラー問題も新図書館建設計画も水面下で激しく動いている」という発言につきまして、水面下という言葉が市民のみなさまの不安や疑念を招く恐れがあるのではないか、といった趣旨の指摘が政策会議の場でございました。この指摘を重く受け止めまして「水面下で激しく動いている」という発言を訂正し、今後は市民のみなさまに対し、見えない所で何かが行われているのではないか、といったご懸念やご不安を抱かせない為にも、この2つの事業につきましては重点的に、行った調査の結果や事実関係、事業の進捗状況などを常にみなさまに速やかに公開することで、より一層の行政の透明化に励んで参ります。
市民のみなさまにおかれましては、今後とも伊東市政にご理解とご協力のほどをよろしくお願い申し上げます。

あなたへのおすすめ
あなたへのおすすめ