「地方自治の破壊」 強まる“田久保包囲網” サイレントデモに辞職要求署名 学歴詐称問題めぐり一度は辞意表明も撤回 混乱続く伊東市政

伊東市・田久保眞紀 市長

伊東市の田久保眞紀 市長が自身の学歴詐称問題をめぐり、一度は辞意を表明したものの一転して続投を宣言したことから、同市ではサイレントデモや辞職を求める署名活動が行われるなど市政の混乱が続いています。

伊東市の田久保眞紀 市長は市の広報誌や報道機関が依頼した経歴調査票に「東洋大学法学部卒業」と記載していたものの、実際には除籍であることが判明し、7月7日には辞意を表明しました。

しかし、7月31日に開いた会見では一転して辞意を撤回し、続投を宣言しています。

学歴詐称の田久保市長が“論点ずらし”に躍起?焦点は疑惑の“卒業証書”の真贋ただひとつも「何と対峙しなければならないのか考え議論して欲しい」 SNSを更新 「水面下で激しい動き」発言は訂正に追い込まれる

市民が行ったサイレントデモ

こうした中、8月8日、伊東市役所の前では市民が「地方自治を破壊する市長は辞職せよ」「田久保市長は説明責任を果たせ」と書かれたプラカードを掲げ、サイレントデモを行いました。

署名活動の様子

また、同日、田久保市長に辞職を求める署名活動を行ったのは地域のサポート活動に尽力する伊東市女性連盟です。

同連盟の森知子 理事長は「新しい市長のもとで伊東市を盛り上げてもらいたい。そのためにも田久保市長に決断してほしい」と話し、5月の市長選で田久保市長に投票したという男性は署名した上で「辞めないという感覚がおかしい」と切り捨てました。

学歴詐称問題が表面化して2カ月あまりとなりますが、依然として騒動が収束する気配はありません。

あなたへのおすすめ
あなたへのおすすめ