戦後80年 静岡でも犠牲者へ祈り 遺族が高齢化し後世への伝承に課題

第二次世界大戦の終戦からきょうで80年です。

静岡市では戦争の悲惨さや平和の尊さを後世に伝える式典が開かれ、参列者が犠牲者へ祈りを捧げました。

戦没者追悼式には遺族や市民 約250人が参列し、犠牲となった戦没者を悼み花を手向けました。

静岡市では1万6000人以上の尊い命が奪われ、遺族会副会長の杉山彬次さんは生後半年で亡くなった父親への思いを涙ながらに語りました。

静岡市清水遺族会・杉山彬次 副会長:
1回でいいから「お父さん」と呼んでみたかった。1回でいいから野球やってみたかった。甘えてみたかった。戦争なんて絶対にあってはいけない。本当にいけません…

遺族の高齢化によって後世への伝承が課題となっている中、参列者は改めてその悲惨さを語りついでいく決意を新たにしていました。

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