葉や茎は枯れて実は変色…厳しい暑さでパプリカに異変 「泣きながら抜いていく感じ」 7月中旬までは例年通り順調に生育も…6月には100キロ近いトマトを廃棄 収入は3分の2減

静岡県内は8月19日も厳しい暑さとなりました。この暑さの影響で富士宮市では旬を迎えているパプリカに異変が…生産者は頭を悩ませています。

ハンディファンを使う女性(静岡市内)

19日も県内は高気圧に覆われているため、強い日差しが照り付け厳しい暑さとなりました。

最高気温は天竜で35.6℃の猛暑日に。

稲取や静岡など5地点で34℃台を観測したほか、多くの地域で最も暑い時期を上回りました。

富士宮市 農家・佐野史洋さん:
夏の暑さか病気かわからないが、パプリカの木が枯れて実も枯れている状態

葉や茎は枯れて実は変色。

中には腐ってしまったものも。

この夏の暑さが原因の1つと見られます。

枯れてしまったパプリカなど(富士宮市)

4月下旬に植えたパプリカの苗は7月中旬まで例年通り順調に生育していました。

しかし、徐々に異変が…。

農家・佐野史洋さん
7月中旬から実が成り始めた頃から暑さも厳しくなってきた頃だんだん枯れていった

パプリカの栽培は今年で4年目。

しかし、こうした異変は初めてだといいます。

遮光カーテンなど暑さ対策を施したものの、100本植えた苗のうち半分は枯れてしまいました。

農家・佐野史洋さん
3分の2は商品にならない。収入も3分の2くらい減っている。日に日に枯れていく様子を見ていると、せっかく作ったのにと思うところがある。泣きながら抜いていく感じ

農家・佐野史洋さん

佐野さんのハウスでは今年6月には暑さの影響で100kg近いトマトを廃棄処分する事態に見舞われました。

トマトに続きパプリカも…しかし、農業は続けたいと話します。

農家・佐野史洋さん:
良いものができた時の収穫の時のうれしさ、それを考えるとやっぱり農業はなくてはならない。暑さは逃げようがないので対応していくしかない。(暑さに)適用する作物を育てていくしかない

佐野さんは暑い夏でも生産できるパパイヤやアボカドといった果物の栽培に挑戦中。

この夏、初めてバナナに花芽が咲き、順調にいけば11月にも実がなるということです。

気象台によりますとこの暑さはしばらく続く見通しで、熱中症への厳重な警戒が必要です。

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