伊東市・田久保眞紀 市長
9月10日に市議会を解散した伊東市の田久保眞紀 市長は、解散の理由に不信任の議決が市議会9月定例会の最終日ではなく初日に行われたことを挙げています。
田久保市長は自身の就任以来空席となっている教育長の人事案について、議会の解散通知を提出した後の取材に対し「(定例会の)最終日の審議に間に合わせるべく、現場と共に調整を進めて来た。教育長の不在は大きな懸念になっていたので、今回の議会(市議会9月定例会)の最終日までに現場の調整ができるように私からもお願いをしていた」と述べました。
その上で「(事務方と)連携が取れていないとは決して思っていない。現場の状況も大切なので、現場との調整を図りながら、最終日には教育長人事が上がるように(上程できる)ということで私の方では進めていた」と強調しましたが、その後、取材の中で「(教育長)人事案について上程の準備を進めていたということではなく、最終日に向けて上程が出来るように、現場の意見を尊重して出来るだけ早く結論が出るように努めてほしい。そして、私も努めていきたいという意向で進めていた。上程の準備が出来ていないことは確か」と説明を変遷させています。
こうした中、西川豪紀 教育部長が取材に応じ、教育長の人選について以前から市長と相談していたことは認めつつ、複数人に就任を打診したものの断られていたことを明かし、「現時点で誰に教育長に就いてもらえるかまったく決まっていない状況」と全くの白紙の状態であるとの認識を示しました。