田久保市長「市民の声に耳を傾けてほしい」 市議選の当選証書付与式で祝辞 市長を支持しない当選者が20人のうち19人を占める 自身は不信任の議決に対し議会を解散 経済団体からの辞職要求も受け流す

祝辞を述べる伊東市・田久保眞紀 市長(10月20日)

10月19日に行われた伊東市議会議員選挙を受け、20日、伊東市役所では当選した20人に対する当選証書の付与式が行われました。この中で、来賓として出席した田久保市長は「市民の声に耳を傾けてほしい」と呼びかけています。

10月19日に行われた伊東市の市議会議員選挙では、田久保眞紀 市長を支持しない考えを示している当選者が20人のうち19人を占めました。

こうした中、20日に当選証書付与式が行われ、来賓として出席した田久保市長は、祝辞で「いま伊東市はたくさんの課題を抱えており、本日も私のもとにたくさんの市民から直接意見や要望が寄せられている。要望や意見は丁寧に担当課が対応しているが、増え続けているのが現状」と切り出した上で、「市民の声に、私たちが気付かないところまで心を配り、耳を傾け、闊達な議論、たくさんの政策提言をいただき、どうか伊東市の発展のために新しい議会で尽力してもらえれば」と要望しました。

田久保市長をめぐっては大学を除籍されていたにもかかわらず市の広報誌などに「東洋大学法学部卒業」と記載した学歴詐称が問題となり、市議会から不信任を議決されたほか、市内の経済3団体から早急な辞職を求められたものの、議会を解散したことで今回の市議選が行われました。

田久保市長「お金がもったいないというのはどうなのか?」 “大義なき解散”との批判もどこ吹く風 「私への賛否はメインではない」「候補者が30人そろったことが大義」「政局より政策を」持論止まらず

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