田久保市長が笑顔で退庁 二度目の不信任可決で失職決定 唯一の“田久保派”議員から「力不足で申し訳ございません」と声をかけられると「とんでもない」 秘書広報課の職員にも謝意 市役所に別れ

退庁する田久保眞紀 市長

市議会から二度目の不信任を議決されたことで失職が決まった伊東市の田久保眞紀 市長は10月31日夕方、市役所を後にしました。田久保市長は同日をもって職を失います。

伊東市の田久保眞紀 市長は大学を除籍されていたにもかかわらず、市の広報誌などに「東洋大学法学部卒業」と記載していた学歴詐称が問題となり、市議会から全会一致で不信任を議決されましたが、これに対し田久保市長は議会を解散しました。

ただ、解散に伴う市議選では定数20に対して田久保市長を支持しない議員が19人当選したことで、10月31日の市議会臨時会では再び不信任決議案が提出され、賛成多数により可決しました。

こうした中、午後4時半頃に退庁した田久保市長ですが、市長室を出た際、不信任案に唯一反対した片桐基至 議員から「力不足で申し訳ございません」と声を掛けられると、「とんでもない。ありがとうございます」と返した上で、固い握手を交わしました。

その後、田久保市長は秘書広報課の職員に対して「どうもお世話になりまして、本当にありがとうございます。お疲れ様でした」と声を掛け一礼すると、笑顔で市役所を後にしました。

田久保市長は10月31日をもって失職します。

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