袴田巖さんの姉・袴田ひで子さんがイタリアで開かれた国際会議でスピーチを行い、死刑制度の廃止について訴えました。
袴田巖さんは1966年に当時の清水市で4人を殺害したとして死刑判決を受けましたが、去年やり直しの裁判で無罪となりました。
姉のひで子さんは10月28日イタリアのローマを訪れて世界の宗教の代表者が開いた国際会議に出席し、死刑制度の廃止についてスピーチしました。
審理の長期化など日本の司法の課題を伝えたあと、世界からの支援に感謝を述べたということです。
袴田ひで子さん
「改めて世界の皆様、心よりお礼申し上げます。これを言う目的で行っているんです、本当を言いいますとね。だからそれを皆さんにお伝えできたということは本当に嬉しかった、良かったと思っています」
ひで子さんは、今後もさまざまな場所で司法制度の課題や長年の闘いについて訴えていく考えです。