静岡市役所清水庁舎は駅前に移転新築へ ホテルやオフィスの併設も検討

約8年検討されてきた移転先について市長が決断です。耐震性が問題となっている市役所清水庁舎について静岡市はJR清水駅東口に移転・新築する方針を決めました。

難波喬司 市長

静岡市・難波喬司 市長:
清水駅の東口に移転新築する案が最も優位であるということで判断しました

静岡市の難波市長が11月4日に発表したのは清水庁舎の移転・新築です。

清水庁舎は老朽化にともない耐震性が低いことから、市は改修するか、移転・新築するか検討してきました。

費用を試算したところ、移転・新築した方が1年あたりのコストが安く性能面も優れていたため移転を決めました。

移転先は現在の位置から1km離れた清水駅東口です。

市民(静岡市清水区)

鈴木櫻子 記者:
こちらが清水庁舎の移転予定地です。近くでは最近病院が建てられたほか、向かいではスタジアムの整備が検討されるなど、街の機能を集約化し活性化を目指します

市民:
(現在の庁舎まで)電車で来て歩いていた(Q.ここにあるとどう?)助かるのでは病院も近くなったので

市民:
コンパクトになる分には良い。清水の活性化につながれば良いかな

一体的なまちづくりに向け、スタジアムの建設候補地には駐車場や公園の整備も計画し、新たな庁舎の建物は民間事業者との併設も検討しています。

現在の庁舎

静岡市・難波喬司 市長:
ここはものすごく景色が良い。例えば10階以上の場所はここほどホテルに最適な場所はない。庁舎単独ではあまりに勿体ないので何らかの形でホテルやオフィス機能を入れることになる

津波の浸水想定区域のため防潮堤を設置するほか、庁舎1階をピロティ構造と呼ばれる柱のみの造りにするとしています。

今後、議会で議論して2026年3月までに基本計画を策定し、5年以内をめどに供用を始めたい考えです。

現在の庁舎は耐震や設備の改修をせず、公文書の保管場所としての活用が検討されています。

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