3月4日から静岡市でのオープン戦に臨み、同月11日・12日は北海道日本ハムファイターズと対戦する東北楽天ゴールデンイーグルス。去年、入団10年目でキャリアハイの成績を残した堀内謙伍 選手は地元・静岡からさらなる飛躍を目指しています。
チームメイト:
静岡はどうですか?空気が合いますか?
堀内謙伍 選手:
勝手に合ってくる!空気が俺に合ってくる(笑)
サポートスタッフの学生に気さくに話しかければ…納得のスローイングの後に見せる“どや顔”。
人間味のあるキャラクターが魅力の彼こそ、楽天イーグルスのキャッチャー・堀内謙伍(28)です。
静岡高校時代は1年からレギュラーをつかみ3季連続で甲子園出場。
U-18日本代表でもベストナインに輝いた静岡の至宝は2015年にドラフト4位で指名され、プロの門を叩きました。
明るい性格で早々とファンの心をつかみ、名捕手・嶋基宏の後継者として期待を集めた堀内。
しかし、プロの世界は甘くありませんでした。
思うように結果が出ない日々。
毎年秋には“戦力外通告”に怯えていたと言います。
それでも周囲には一切不安を見せず、いつも前だけを見てきました。
堀内謙伍 選手:
いつかチャンスは来ると思っていたので、その時に結果を出せるように2軍生活は長かったんですけど、しっかり自分ができることはやろうと思ってやっていました
自分を信じ、取り組んだのが打撃の改良です。
去年、怪我で出遅れたことを機にフォームを根本から見つめ直しました。
堀内謙伍 選手:
背中を意識してボールに近寄らずに背中で打つ感じですね。バットが強く振れる感じがあったので、あとはボールへのアプローチを練習してすり合わせていった
その成果は去年5月のソフトバンク戦で結実します。
入団10年目で待ちに待ったプロ初のアーチ!
ここから打撃が覚醒し、昨季はキャリアハイの成績をマーク。
チームメイトもその才能に目を見張ります。
黒川史陽 選手:
バッティングすごいです。天才的なバッティング。打てるキャッチャーなので貴重だと思う
沖縄キャンプもバッティングは絶好調。
実戦練習では8打数3安打をマークし、鋭いスイングで長打を放つなど打撃力はより磨きがかかっています。
ただ、彼がいま最も求めているのはキャッチャーとしての信頼です。
キャンプではメジャーから復帰した前田健太投手の実戦初登板で女房役に抜擢球界を代表する右腕の力を引き出すなど、手応えをつかみました。
また、ドラフト1位ルーキー・藤原聡大とも積極的にコミュニケーションを取り、ベテランから若手までひとりひとりの特徴や変化の把握に努めてきた堀内。
堀内謙伍 選手:
どういうピッチャーになりたいか、しっかり球を受けて、しっかり自分で把握して、それをオープン戦やシーズンを通して理解できるようにと考えてブルペンから受けています
誰からも信頼されるキャッチャーでありたい…その一心でブルペンからも自らの価値を示し続けます。
堀内謙伍 選手:
キャッチャーはしっかり守れないと信頼されないので、そこは常に考えてやっています。元気に明るくやるのが自分の取り柄だと思うので、そこは前面に出してやりたい
楽天の守備の要へ。
明るく、元気に、前向きに。
地元・静岡から、さらなる進化を誓います。